ヒントカードへの対応[タマシダはどうして木の上で生きていけるか。]
  1 イモは根かな,茎かな?

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◎ イモはどんな形か,詳しく観察する。
 イモの観察を次の視点で行ない記録する。
 (1) イモの付き方
 (2) イモの形状
  @ 丸いのか,長いのか。
  A くぼみがあるか。ジャガイモのようなくぼみになっているか
  B 毛は付いてないか。その毛は根のようか,茎に付いている毛のようなものか。
  C 鱗片が付いているか。
イモは根ではなく,地下茎が肥大化したものと考えられる。その理由は
  ・ イモ部からひげ根が出ていない。
  ・ イモは流線型でなく鈍形。とがってなくて丸くなっている。
  ・ 茎に付いている鱗片と同じ形状のものが付いていること。
  ・ イモにくぼみがある。
  2 イモには何が入っているのかな。イモの主成分は何だろうか。

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◎ イモの成分を調べよう
(1) イモの主成分は何だろうか
 @ イモを薄く切って表面をみてみる。
 A 表面を触りつるつるか,ぬるぬるか,べとつくか指で確認する。
 B 指で押しつぶしてみる。
(2) 光学顕微鏡での観察
 塊茎を小さく切り,ピスに挟んで切片をつくる。
 @ スライスした組織片のプレパラートを作成し,観察する。
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 同じような細胞が集まってできていることがわかり,デンプン粒らしきものもみられる。デンプン粒らしきものが細胞の可能性もあるので酢酸オルセインで確認する。
 A 組織片を酢酸オルセイン,ヨウ素溶液で染色して観察する。
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  酢酸オルセインで染まる部分はタマシダの細胞の核であり,小粒は染まらず,ヨウ素液でわずかに染まる。
 タマシダを教室の中で放置し,イモの重さがどのように変化していくか1週間ごとに測定する。一か月後重さを量ったら,切片を切り取ってイモの細胞を観察する。
 乾燥によって,イモの形はどうなったか。植物体はどうなったか。イモの細胞の形はどう変わったかなどについて調べる。
 3 他の植物にもイモがあるのかな?

 ・ イモは地下にある植物体の地下茎,根が肥大化したもの。
 ・ 養分の貯蔵,貯水の機能がある。
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◎ いろいろな植物に生命維持,種族維持のためあるので調べてみよう。
 4 他に木にくっついて生きている植物は何があるかな?

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◎ 木や石にくっついている植物の特徴をまとめよう
 木や石にくっついて生きている植物をさがし,どんな特徴があるかまとめる。
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