気象観測の道具を自作しよう
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《湿度計》
  棒温度計2本,ガーゼ,小瓶(50ml程度)
《気圧計》
  500mL炭酸飲料のペットボトル
  径1〜2mmのチューブ(プロピレン管)15cm程度
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《湿度計》(乾湿計)
 水の蒸発による冷却を測定して,空気中の水蒸気量を推定する方法で,一般的に見られる湿度計です。湿度が低いほど水の蒸発量が大きく,温度差が大きくなります。
1 棒温度計を2本用意し,1本は感温部をガーゼでおおって,ガーゼの先を水にひたす。
2 ガーゼ全体が水を吸い上げてから,しばらく(10分程度)して温度計(湿球温度計)の目盛りを読む。
3 次に乾球温度計の目盛も読む。これが気温である。
4 乾球温度計と湿球温度計の読みの差を求める。
5 換算表を使って湿度を求める。
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《気圧計》(ウェザーグラス)
 気圧によって水の水面が上下することを利用した気圧計で,ウェザーグラスとして知られています。気圧が下がると細い部分の水面が上昇します。
1 500mlペットボトルの底から1cmくらいの側面に小さな穴をあけて,細いチューブを差し込んですき間をふさぎ,ホットボンドで接着する。
(細いチューブはポリプロピレン管がよい。)
2 細いチューブをペットボトルの側面に沿って張りつける。
3 水をペットボトルの半分くらい入れて,チューブの液面と合わせてからフタをする。
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