ヒントカードへの対応[学校(周辺)の石材マップを作ろう]
  1 石材はどのような所で使われているだろうか?

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◎ 石材マップを作ろう
1 石材が使われている場所を探す。
2 どのようなものに石材が使われているか調べる。
 石材が使われている例をいくつか挙げて,予想させる。
 場所や用途を絞って探させる。
 例)
  a 家の中: 玄関床,硯石,軽石,宝石類
  b 住宅地: 家の礎石,スレート,石ブロック,石倉,庭石,石灯籠,砂利
  c 神社・寺など: 墓石,記念碑,石像,石階段,石垣
  d 市街地: 石畳,石橋,ビルの外壁・内壁,オブジェ
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   門柱は花こう岩,左側のブロックは石ブロックのように加工したコンクリート製
  ※ 石材風に加工したコンクリートもある。
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   実験室の水槽。小さな砂利を鉱物のように見せている。
  2 石材に使われている岩石にはどのような種類があるだろうか。

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◎ 石材に使われている岩石の種類を調べよう
1 表面の色や鉱物の入りぐあいで分類する。
2 岩石図鑑と見比べて岩石の種類を同定する。
3 写真やスケッチをとって学校に持ち帰り,先生や専門家に鑑定してもらう。
    ※写真を撮るときは全体的なものと,粒の形がわかる接近した写真を撮る。
    ※近所の石材店,高校の地学教員,博物館,教育センターなどを活用する。
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   全体の写真と接近して撮った写真(丸枠)
  3 岩石の種類と使われ方は関係があるのだろうか。

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◎ 岩石の種類と使われ方を調べよう
1 ある種類の岩石がどんなものに使われているか調べる。
   分類の例)
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2 地域に分布している岩石がどのように使われているか調べる。
  4 岩石を風化させるものは何だろうか?

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◎ 岩石を風化させるものを調べよう。
1 古い石塔や墓石が建立された年を読みとり,表面の色やコケの生えぐあいを調べる。
2 どのような場所の石材が風化しやすいか調べる。
 風化の意味が分かりにくい場合は,表面が風化して内部は新鮮な岩石を割って,比較させる。
 また,実際に風化している石材と同じ種類の新鮮な岩石を使って比較させる。
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  表面をコケがおおって,文字を読みにくくなっている。
 上の写真のような古い石材(100年以上)をあらかじめ探しておいて,生徒に紹介するとよい。