Q23 斜面を下る物体の速さと働く力との関係
 斜面を下る物体の速さと働く力との関係を調べる実験で,物体の速さが速くなると,物体に働いている力は大きくなると考える傾向があります。物体に働いている力が一定であることを認識させる方法はありませんか。
 A

 これは,多くの生徒たちがもっている誤解です。斜面上に台車を載せ,ばねはかりで斜面方向の力を測定しても,「台車は止まっているから,動いている台車に働いている力は分からない」と言って,生徒は納得しません。
 下図のような装置で,実験を行い,台車が動いている間,ばねはかりの示す値は変わらないこと,紙テープの記録から,台車は斜面を下るときと同じように等加速度運動をしていることを確認させましょう。
 定力装置という,物体を一定の力で引くことのできる装置を使う方法もあります。
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