胃腸薬の消化
 胃腸薬は,一般家庭で使われているものを用いる。
目的
@ 日常生活でよく利用される胃腸薬(消化剤)中に消化酵素が含まれ,消化を助けていることを確認する。
A 対照実験について理解を深める。
準備
 胃腸薬(3種類,デンプン溶液,乳鉢,乳棒,薬さじ,薬包紙ヨウ素溶液,試験管,試験管たて,ビーカー,ベネジクト液)
使用する消化薬と添付資料記載事項
@ 太田胃散
 ビオジアスターゼを含む制酸剤(炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウムなど),健胃生薬(ケイヒ,ニガキ等)
A 強力わかもと
 アミラーゼ,プロテアーゼ,リパーゼを含む。消化酵素産生菌,乳酸菌培養末酵母
B キャベジンコーワ
 ビオジアスターゼ,リパーゼを含む。胃粘膜を修復する(メチルメチオニンスルホニウムクロライト)制酸剤(炭酸水素ナトリウム)など,健胃生薬(センブリ)
実験法
@ 胃腸薬を乳鉢・乳棒を使って粉砕する。
A 40度に温度を調整した2本のデンプン溶液5cm3を準備する。
B 1本には粉砕した胃腸薬(薬匙・小さじ1杯)を入れもう1本には何も入れず(対照実験)40度で10分間放置する。
C ヨウ素デンプン反応を見る。
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Dベネジクト反応を見る。
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