水滴(雲粒)ができるには凝結核が必要なことを確認する実験
 上昇する空気塊が水蒸気で飽和して,さらに上昇を続けると,空気魂の内部に含まれる水蒸気の一部が凝結して水滴(雲粒)ができる。
 水滴(雲粒)になるためには,凝結の芯となる凝結核が必要である。凝結核がないと過飽和になっても水滴(雲粒)はできない。
① ミニカップ麺の断熱容器にお湯をいっぱいになるまで入れ,台所用中性洗剤を数滴落とす。
② お湯の中にストローを入れ息を吹き込んでシャボン玉のドームをつくる。
③ まわりを暗くして,ドームにライトを当て,内部に水滴が発生する様子を観察する。
 しばらくすると,水滴は少なくなる。
④ 水滴が少なくなったとき,凝結核(線香の煙など)をストローで注入する。


      平成13年度短期研修講座資料