岩石の密度を測定する 【目的】 岩石の密度を測定して,火成岩の組成やできる場所によって密度が異なることを理解する。 【工夫した点】 岩石の体積は,水に浸けたときの容積の増加量から求めるのが一般的であるが,ここでは直方体の岩石ブロックを準備することによって,水を使わずに体積を求めることができるようにした。 【準備】 直方体の岩石ブロック:岩石カッターで形を整える。火山岩や深成岩など数種類準備する。 ノギスまたは定規,てんびん 【手順】 @ 定規で岩石ブロックの辺の長さを測り,体積を求める。 A てんびんで岩石ブロックの質量を測り,密度を求める。 B 異なる種類の岩石で,同様に密度を求める。 ![]() 【結果】 2cm角に切った岩石ブロックの3辺と質量を測定した。 ![]() 【留意点】 ・ 長さと質量は,それぞれ0.1mm,0.1gの精度で測定する。 ・ 岩石ブロックは落とすと角がとれてしまうので,ぶつけたり落としたりしない。 ・ 岩石ブロックは立方体にすると,どの軸を測定しているかわからなくなりやすいので,3辺の長さが異なる直方体にしたほうが良い。 ・ 同じ岩石種でも岩体によって密度は異なるので,同じ岩体を切り分けた岩石ブロックを用いる。 |