単元名

5年   魚や人のたんじょう

 

 

単元のねらい

(1) 魚の発生や成長にかかわる条件を,計画的に追究する能力を育てる。

(2) 人の発生や成長について資料を活用して調べ,計画的に追究する能力を育て

る。

(3) 魚や人の発生や成長を調べる活動を通して,生命を尊重する態度を育てる。

児童の素朴な見方や考え方

教師の支援・対応

 納得・実感させるために必要な観察,実験

 

○ 興味をもって,世話したり,メダカ

を見たりしている。

【事前の準備】

○ メダカの飼育の仕方

を指導し,交代で世話で

きるようにしておく。

 

○ 1か月前から,教室内にメ

ダカの入った水槽を置いて

おく。

1 毎日,よく見ているつもりでも,実

際はよく観察していないことに気付

く。(様々な絵が出てくる。)

 

2 はられた絵を見ながら,ひれの数や

位置を問題にしている。

 

 

3 疑問点が解決し,メダカの体のつく

りについて,理解することができた。

 

4 雄と雌の体の違いについて気付く

児童が多く出る。

1 教科書や水槽のメダ

カを見せずにメダカの

絵を描かせる。

 

2 似ている絵ごとに黒

板にはっていく。

 

 

3 児童の意見を基にし

ながら,メダカの体のつ

くりについて確認する。

 

4 次時の活動へとつな

げていく。

1 メダカの予想図を描かせ

る。

 

 

2 描いた絵を分類して,違い

に気付かせる(ひれの数,位

置など)。

 

3 教科書,資料,水槽のメダ

カを見ながら,じっくり観察

させる。

【研究の成果】

○ 日常の観察から導入したことにより,観察する視点が明確になり,児童一人一人が興味や関心

をもって活動に取り組むことができた。このことが,その後の活動で計画的に追究していく態度

や科学的な見方・考え方へと発展していった。

  さらに,児童の興味・関心・意欲などが単元を通して,持続していた。

(鹿屋市立笠野原小学校 教諭 永田 輝彦)