単元名

6年 動物のからだとはたらき

 

単元のねらい

人や動物が生きていくためには,何が必要かに問題意識をもち,はき出した空気と吸う空気の成分の違いや,でんぷんの唾液による変化,拍動数と脈拍数との関係を調べ,さらに,いろいろな資料等を活用して,呼吸,消化,血液循環にかかわる体内の各器官のつくりとはたらきについてとらえることができるようにする。

学 習 活 動

(児童の素朴な見方と考え方)

教 師 の 支 援 ・ 対 応

(納得・実感させるために必要な観察,実験)

1 学習問題をつかむ。

食べたものは,体のどこを通っていくのだろうか。

 ・胃 ・食道 ・肺 ・心臓

 ・のど ・肝臓 ・小腸

(自分の知っている体の内部を思い思いに発表していた。)

2 食べ物がどこを通っていくのか調べる。

○ 本や教科書を見て確認する。

 

 

 

3 通り道の順番を確かめる。

 ・ 消化管パズルを行う。

  口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→直腸→こう門

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 まとめをする。

口からこう門までの食べ物の通る道を,消化管という。

 

○ 体の中の各部位がどこにあり,どのようにつながっているのか知らない子ども達がほとんどであった。人の消化管のつくりについて,全員が体の中の部位の名称と位置がしっかり把握できるように,消化管パズルを作成し,グループで行った。

   

〈活用方法〉

○ グループで一人がパズルを並べた後,全員がそれぞれの各部の名称を声に出して言う。制限時間(1分半)でくり返し何度か行った。

 

消化の様子を色シールを使って貼らせることで,視覚的に,養分の変化をとらえやすいようにした。

 

○ 理科室に掲示し,単元終了まで活用した。

〈成果と課題〉

1 消化管のパズルを通して,それぞれの各部位の名称やつながりを確認できた。

2 消化の仕組みの学習で,どの部分でどんな消化がされているのかを押さえやすかった。

3 唾液によるでんぷん実験まで1時間で行えず,単元の時数配分を考慮する必要がある。

(曽於市立末吉小学校 教諭 榎並 恵子)