単元名

5年 生命のたんじょう

 

 

単元の

ねらい

魚と人はどちらも卵から生命が始まることに興味をもち,子どもに育って生まれるまでのようすをどちらか選んで調べることができるようにする。

魚では,メダカの雌雄を飼育して採卵し,子メダカになるまでのようすを観察し,目立った変化をとらえることができるようにする。

人では,母体内での子どもの成長から誕生までの過程を資料などで調べ,変化のようすをまとめるとともに,生命のすばらしさをとらえることができるようにする。

       学習計画(全10時間)                                   研究の視点:選択しないで全員が両方を学習する。性教育の時数を当て,性教育も兼ねる。

@ 魚も人も卵から生命が始まることを知り,それぞれどのように変化して子どもに育っていくかについて考える。(1)

メダカ

A メダカの雌雄の判別の仕方を知り,実際に見分ける。メダカを飼育して卵を産ませる準備をする。(1)

 

 

 

 

B メダカの卵を解剖顕微鏡で観察して記録し,卵の中でどのように子メダカに育つかを話し合う。(1)

※ 数日毎に観察を続ける。

C 人の母体内での子どもの成長を想像して話し合い,調べることを決める。(1)

D 人の母体内での子どもの成長を調べる方法を考え,計画する。(1)

E 人の卵子と精子の受精および受精卵の成長について学習する。人の母体内での子どもの成長を資料等で調べ生命の不思議さやすばらしさを話し合う。(2)

F 人の母体内での子どもの成長の変化をまとめる。(1)

G 卵からかえった子メダカを観察する。メダカの卵の中の成長変化をまとめる。(2)

 

 

 

(成果と課題)

1 全員がメダカと人両方の,卵からの成長を学ぶことができた。

2 全員が解剖顕微鏡の使い方を学習したので,その後の顕微鏡の学習に生かせた。

3 性教育と理科の兼ね合い(どこまで指導するか)が難しかった。

(薩摩川内市立育英小学校 教諭 迫田 啓一)