各種板材等の切断の仕方 使用する教材・教具等 ・板,角材,合板,のこぎり,さしがね ・アクリル板,アクリルカッター,物差し(まっすぐな板) ・発泡ポリスチレン,電熱線,ペットボトル,カッターナイフ,ガスコンロ ・金属棒,金切りのこなど 基本的には,のこぎりを使うと切れる。のこぎりで切り進める理由は,刃が二重になっており,切りかすが外に出て行くようになっているからである。そのために,刃が切る物の間に挟まって摩擦で切れなくなるという問題が起きない。 しかし,アクリル材は割れることがあり,また発泡ポリスチレンは切断面がギザギザになるので特別な切断の道具を使う。 <板材> @ 切断するところに線を引く。 A のこぎりと線と体が一直線になるように向き,まっすぐにのこぎりを引く。 B のこぎりは,無理な力を入れず,のこ全体で引いて切るようにする。 C 角材等の場合には,切断面の線を直角方向に2本引き,その2本の線が一直線になるように見て引く。 ※ 薄いベニヤ板などはのこぎりで切ると切断面ががさがさになる。そこで,カッターを使い,力をかけずに何度も引くという要領で切断するときれいに切ることができる。 ![]() <アクリル板> @ 切断するところに物差し(まっすぐな板)を置く。 A 定規に沿って,あまり力を入れずに,アクリルカッターを手前に引き,アクリルをこすり取っていく(この作業を何回も繰り返す)。 B こすり取ってできた溝がある程度の深さになったら,両端がしっかりこすり取られているかを確認した上で,溝を押し広げるようにして割る。 <発泡ポリスチレン> @ 発泡ポリスチレンは,電熱線の熱で溶かしながら切る。電熱線の温度によって切れ具合が変わるので,熱量の調整には十分に配慮する。 <金属棒> @ 金切りのこをまっすぐに当て,のこの刃を曲げないように押して切る。 A 上から押し込むようにして,前に体重をかけながら切り取る。切り進んだとき,切断面と違う方向に力が加わるとのこの刃が折れてしまう。 <ペットボトル> @ カッターナイフの刃をガスバーナーなどで加熱する。 A 加熱し,カッターナイフの刃が赤くなっら,刃をペットボトルに差し込み,切り取る。 ※ 加熱したカッターナイフはペットボトルカッター用とする。 |