火山とは


火山とは
・ 地下のマグマの活動によってできた地形。溶岩の抜け道でもある。
・ 地下の余分なエネルギーの吐き出し口と考えることができる。
1 火山の成因
・ 地球上の火山は主に次の3つの場所でできる。
 ○ プレートがわき出す海嶺付近(アイスランドなど)
 ○ プレートが沈み込む海溝付近から約200〜300kmの部分(日本など)
 ○ 地球深部にホットスポットがある部分(ハワイなど)
・ 日本の火山は,円錐状の形が多い。(例えば富士山など)
・ 昭和新山や雲仙普賢岳(平成新山)は,粘性の大きいマグマが盛り上がり形成されたものである。
・ 阿蘇カルデラなどは,激しい大噴火によって地下が空洞となり陥没した地形である。
・ マグマの粘性が高いと火山ガスなどが高圧になるまで出られず,激しい噴火を起こす。
2 火山の分類
○ 火山の分類は,マグマの粘性で分類される。
<マグマの粘性>
・マグマの粘性は,SiO2(二酸化ケイ素)の量によると考えられている。
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3 活火山
 活火山の定義は「過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」とされてきたが,平成14年度より「概ね過去1万年以内に噴火した火山、及び現在活発な噴気活動のある火山」となった。新しい定義に基づく日本の活火山の数は、108である。
 以前,休火山と呼ばれた火山もこの定義ではすべて活火山になる。現在では「休火山」という用語は使われない。