第3学年 単元名 明かりをつけよう
【児童の実態】
・ 乾電池と豆電球を使うと明かりを付けられることは分かっているが,どのようにつなぐといいかということまでは理解していない。
・ 物のは電気を通すものとそうでないものがあることを理解していない。
・ 回路が閉じていないと電気が流れないという見方を形成することは難しい。




【ねらい・対策・指導の留意点】
問題作りのために
・ 電気がついたり消えたりする事象に出会わせることで児童の問題意識を高めることができる。
・ 1本のアルミニウムはくは全周に,1本は半周に付ける。
・ リード線が外側のアルミニウムはくの棒2本に付いている。
・ アルミニウムはくを敷いた板を用意する。
・ 回転させると明かりがついたり消えたりする。
問題意識を高めるために
・ 乾電池とソケットを付けた豆電球を与え,点灯させる活動を導入に行う。そこで,電池の両端に導線をつながないといけないことをとらえさせる。
・ ソケットなしの豆電球と1本のリード線で点灯させる活動を取り入れる。
回路が閉じていないと電気が流れないことをとらえさせるために
・ ソケットに豆電球をゆるく取り付け,点灯しない事態を作り,なぜ点灯しないのか調べさせる。
・ 点灯しない回路をたくさんつくり,その修理をさせ,修理伝票(故障箇所,修理方法)を記入させると回路概念を育てることができる。
電気を通すものとそうでないもの調べを意欲的にさせるために
・ 簡易テスターを作り,間にいろいろな物を入れて点灯するか調べさせる。
・ 簡易テスターは各自にもたせることで,意欲的に調べることができる。
・ 空き缶を使い電気が流れるか調べさせることで,被膜があると電気が流れないことが分かり,回路概念とともに電気を流すもの調べが可能になる。