平成24年3月更新

生徒指導の基本

 生徒指導の基本的な考え方

  生徒指導は,次のように実践されていくべきものでなければならない。

   全ての児童生徒のために   全ての教員により   全ての教育活動の中で

 生徒指導の意義・目的

 生徒指導の意義は,青少年の非行等の対策といった言わば消極的な面にだけあるのではなく,積極的にすべての児童生徒それぞれの人格のより良き発達を目指すとともに,学校生活が児童生徒一人一人にとっても,また学級や学年,さらに学校全体といった様々な集団にとっても,有意義にかつ興味深く,充実したものになるようにすることを目指すところにある。                                                                     (「生徒指導の手引き(改訂版)」文部省 昭和56年) 

 自己指導能力を育成するための指導上の留意点

 一人一人の児童生徒が,日常生活のそれぞれの場で目標達成のためにどのような選択が適切であるか,自分で判断して実行し,またそれらのことについて責任をとるという経験を広く持つことの積み重ねを通じて自己指導能力の育成が図られる。次の3点が留意点として示されている。

   児童生徒が自己存在感を実感する場の設定
  教師と児童生徒,児童生徒間の共感的な人間関
  児童生徒が自分で判断し,決定する場の設定




小学校学習指導要領との関連(「小学校学習指導要領解説総則編」文部科学省 平成20年)
  日ごろから学級経営の充実を図り,教師と児童の信頼関係及び児童相互の好ましい人間関係を育てるとともに児童理解を深め,生徒指導の充実を図ること。


中学校学習指導要領との関連(「中学校学習指導要領解説総則編」文部科学省 平成20年)
  教師と生徒の信頼関係及び生徒相互の好ましい人間関係を育てるとともに生徒理解を深め,生徒が自主的に判断,行動し積極的に自己を生かしていくことができるよう,生徒指導の充実を図ること。


高等学校学習指導要領との関連(「高等学校学習指導要領解説総則編」文部科学省 平成21年)
  教師と生徒の信頼関係及び生徒相互の好ましい人間関係を育てるとともに生徒理解を深め,生徒が主体的に判断,行動し積極的に自己を生かしていくことができるよう,生徒指導の充実を図ること。


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