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 進路指導 センターイラスト鹿児島県総合教育センター
キャリア教育との関連
平成22年3月更新 
  キャリア教育との関連

 進路指導は,本来,生徒が人間としてどうあるべきか生きるべきかの考察に基づいて,将来に対する目的意識を持ち,自らの意志と責任で卒業後の進路を適切に選択・決定する能力・態度を養う教育活動であり,社会的・職業的自立を目指していく上で重要である。高等学校の進路指導については,このような観点から,キャリア教育の中での位置付けを明らかにしつつ,改善・充実が必要である。
 また,高等学校のキャリア教育を充実させるためには,高等学校への進路選択・決定を行う中学校における進路指導の充実が不可欠である。中学校の進路指導においては,目先の高校受験にのみとらわれることなく,生徒に対し,自らが人間としてどうあるべきかを考えさせ,将来に対する目的意識を持ち,自らの意志と責任で卒業後の進路を適切に選択・決定させるような指導が必要である。中学校の教員は,生徒が将来就くであろう様々な職業に対する知識や理解を前提に,高等学校のみならず専修学校等も含めた卒業後の進路先の正確な知識や理解の下,適切な指導を行うことが重要である。
働く人
(キャリア教育・職業教育特別部会 審議経過報告 2009年7月)


望ましい勤労観・職業観とは?

 

 「勤労観・職業観」とは,勤労観や職業観についての知識・理解及びそれらが人生で果たす意義や役割についての個々人の認識であり,勤労・職業に対する見方・考え方,態度等を内容とする価値のことである。


勤労観や職業観を育てるキャリア教育の視点をもった進路指導を一層推進する

 
 進路指導の取組はキャリア教育の中核である。しかし,これまでの進路指導においては,「進路決定の指導」や,生徒一人一人の適性と進路や職業・職種との適合を主眼とした指導が中心となっていた。
 キャリア教育においては,キャリア発達を促す指導と進路決定のための指導とが系統的に調和をとって展開することが求められている。生徒の集団生活への適合とともに,集団生活に必要な規範意識やマナー,人間関係を築く力やコミュニケーション能力など,適応にかかる幅広い能力の形成の支援を重視して行うことが大切である。
キャリア教育と進路指導の関連


キャリア教育の基本方向
 

 「働くこと」への関心・意欲の高揚と学習意欲の向上
 教科・科目の学習とキャリア教育との関係は,二者択一的な関係ではなく,職業や進路などキャリアに関する学習が教科・科目の学習や主体的に学ぼうとする意欲の向上に結び付き,教科・科目の学習がキャリアに関する学習への関心や意欲の向上につながるという,相互補完的な関係としてとらえる。

 一人一人のキャリア発達への支援
 児童生徒のキャリア発達を支援するため,各発達の段階における発達課題を踏まえ,発達における個人差に留意しながら,適時性や系統性などに配慮した諸活動を展開する必要がある。
 キャリアに関する個別あるいはグループ単位でのカウンセリングの機会の確保と質の向上を図る。

 社会人職業人としての資質・能力を高める指導の充実
 職業教育の専門性の向上に努めるとともに,高等学校段階までの学習がそれ以降のより高度な専門的な知識・技能を習得する学習につながるよう,基礎・基本の充実・徹底を図る。
 普通教育においても,将来の職業生活を視野に入れ,情報活用能力や外国語の運用能力など,今後,社会や企業で一層必要となる能力を身に付けられるようにする必要がある。

 自立意識の涵養と豊かな人間性の育成
 働くことには,生計の維持,自己実現の喜びとともに,社会に参画し社会を支えるという意義があることを理解させる。
 小学校段階から,自己と他者や社会との適切な関係を構築する力を育て,将来の精神的,経済的自立を促していくための意識の涵養と豊かな人間性の育成を図る必要がある。


進路指導・キャリア教育について(文科省のホームページへ)

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