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個別の指導計画
個別の指導計画とは,学校の教育課程や指導計画を児童生徒一人一人の教育的ニーズに対応して,個々に応じた指導目標や指導内容・方法を記述したものです。
作成に当たっては,学校が主体となり,学年や学期ごと又は単元ごとに作成します。児童生徒の認知特性等を考慮し,特定の教科の指導法の工夫や配慮事項,教材・教具の準備などの計画を作成します。保護者から情報を収集するとともに,保護者への説明や,共に評価するといった連携が必要です。
個別の指導計画を作成することは,次のような意義があります。
(1) 個別の指導計画作成によって,児童生徒一人一人の指導目標が明確になる。このことによって,より個を生かした適切な指導が期待できる。
(2) 作成段階で一人一人のきめ細かな実態把握がなされる。このことによって,部分的でなく全体的な実態が的確に把握できる。
(3) 作成の過程では,保護者や本人の学校教育に対する願いや期待の把握も求められる。こうした過程を通じて,保護者の学校教育への理解がより深まり,さらに緊密な協力体制が期待できる。
(4) 本人や保護者をはじめ,教育,医療,福祉,就労先などの関係者の多様なニーズを考慮した個別の指導計画が作成される。このことによって,多様なニーズにこたえる指導が展開できる。
(5) 児童生徒にかかわる複数の教職員の共通理解の下に指導が展開されることから,より児童生徒の実態を考慮した組織的な指導が展開できる。
(6) 一人一人の指導の成果が蓄積され,指導の評価に基づいた継続性・発展性のある指導が展開できる。
(7) 指導の必要性に応じて,医療機関や福祉機関などの専門家をはじめ,家庭,地域社会と学校との連携協力による指導が展開できる