技術・家庭科の目標,技術分野の目標はどのように変わるか。
技術・家庭科の目標の基本的な考え方は変わらない。
生活に必要な基礎的・基本的な知識及び技術の習得を通して,生活と技術との
かかわりについて理解を深め,進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度
を育てる。
技術分野の目標は,「ものづくりを支える能力など」の育成と
「技術を適切に評価し活用する能力と態度」の育成を目指す観
点から,次のように改善された。
ものづくりなどの実践的・体験的な学習活動を通して,材料と加工,エネルギー
変換,生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとと
もに,技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め,技術を適切に評価し活
用する能力と態度を育てる。
「実践的・体験的な活動」とは
◆ 実習や観察・実験,調査等の具体的な活動のこと
「基礎的・基本的な知識及び技術」とは
◆ 学習対象は,「材料」「加工」「エネルギー変換」「生物育成」「情報」などに関する
◆ 基礎的=発達途上にある中学校段階の生徒の学習体験や能力においても習得
◆ 基本的=将来の生活における応用・発展へとつながることが期待される知識及
「技術と社会や環境とのかかわり」とは
◆ 技術と社会や環境とは相互に影響し合う関係にあること
「技術を適切に評価し活用する能力と態度」とは
◆ 基礎的・基本的な知識及び技術,さらには,技術と社会や環境とのかかわりの理
知識及び技術であること
が可能な知識及び技術
技術
解に基づき,技術の在り方や活用の仕方などに対して客観的に判断・評価して, 主体的に活用できるようにする能力と態度