力とばねの伸び 

【観察,実験の内容】

ばねに加える力の大きさとばねの伸びを測定する。例えば,ばねにおもりをつるして伸ばし,おもりの数と伸びが比例することを見いださせる。

【ねらい】

測定結果から力の大きさと伸びの関係(比例関係)を見いださせる。

力の大きさはばねの変形の量で測定できることを理解させる。

【留意事項】

測定結果を処理する際,測定値には誤差が必ず含まれていることや,誤差を踏まえた上で規則性を見いださせるように指導する。

誤差の扱いやグラフ化など,測定値の処理の仕方の基礎を習得させる。

【授業展開のポイント】

○ 実験に対する生徒の目的意識を高めるため,力を矢印で表すに当たって,「力の大きさはどうすれば数値化できるか。」などの問題場面を工夫することが大切になる。

○ ばねを引く力とばねの伸びには比例関係があるのではないか,という予想を生徒に立てさせることは比較的容易であると考えられるので,その予想を検証する方法を生徒とともに考えながら実験の計画を立てる場面を重視したい。

○ この実験は,測定値のグラフ化を通してきまりを探究する最初の学習に当たり,このような学習の積み重ねが生徒の探究能力を高めることにつながる。

 

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