言語活動を充実させる手だて

 

このことについて,中教審答申(H20.1.17)では,次のように提言された。

・ 教科では,基礎的・基本的な知識・技能を習得しつつ,観察・実験をし,その結果をもとにレポートを作成する,文章や資料を読んだ上で,知識や経験に照らして自分の考えをまとめて論述するといったそれぞれの教科の知識・技能を活用する学習活動を行い,それを総合的な学習の時間における教科等を横断した課題解決的な学習や探究活動へと発展させる。

・ これらの学習活動は相互に関連し合っており,截然と分類されるものではないが,知識・技能を活用する学習活動やこれらの成果を踏まえた探究活動を通して,思考力・判断力・表現力等がはぐくまれる。

・ 各教科での習得や活用と総合的な学習の時間を中心とした探究は,決して一つの方向で進むだけではなく,例えば,知識・技能の活用や探究がその習得を促進するなど,相互に関連し合って力を伸ばしていく。

理科においては,次の4点から学習指導の充実を図る必要がある。

@ 知識・技能の活用を図る学習活動

A 問題を見いだし観察,実験を計画する学習活動

B 観察,実験の結果を分析し解釈する学習活動

C 科学的な概念を使用して考えたり説明したりする学習活動