十分な観察,実験の時間や探究する時間の設定

 

学校や生徒の実態に応じ,十分な観察や実験の時間,課題解決のために探究する時間などを設けるようにする。その際,問題を見いだし観察,実験を計画する学習活動,観察,実験の結果を分析し解釈する学習活動,科学的な概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動が充実するよう配慮する

 

<ねらい>

基礎的・基本的な知識及び技能の確実な定着を図り,それらを活用する学習活動を充実させ,思考力や表現力などを育成する。

 

<基本的な考え方>

○ 年間の指導計画を見通して,観察や実験の時間,生徒自らが課題を解決するために探究する時間などを十分確保する。

○ 観察や実験においては,その実施時期などを考慮したり,継続的に野外観察をしたり,十分な結果が得られなかった観察や実験をやり直したりする。

○ 観察や実験の結果を整理したり,探究的に学習活動をしたりする時間などを充実させるため,2単位時間を連続して確保するなどの方法を工夫する。

○ 問題を見いだし観察,実験を計画する学習活動の充実を図るため,観察,実験を計画する場面で,考えを発表する機会を与えたり,検証方法を討論したりしながら考えを深め合うなどの学習活動を取り入れる。

○ 思考力や表現力などを育成するため,観察,実験の結果を分析し解釈する学習活動において,データを図,表,グラフなどの多様な形式で表したり,結果について考察したりする時間を十分に確保する。

○ 科学的な概念を使用して考えたり説明したりする学習活動を充実させる。そのため,例えばレポートの作成,発表,討論など知識及び技能を活用する学習活動を工夫し充実を図る。