基本的には従来のものを引き継いでいますが,強調したいところは文言が変更されている。
※ 赤太字の部分が変更箇所。 この目標は,次のように5つに分けてとらえることができる。 @ 自然の事物・現象に進んでかかわり 生徒の知的好奇心を育て,体験の大切さや日常生活や社会における科学の有用性を実感させる意味から,「関心を高め」に比べ,自ら学ぶ意欲を重視している。 A 目的意識をもって観察,実験などを行い 学習の結果,何が獲得され,何が分かるようになったかをはっきりさせ,一連の学習を自分のものとすることができるようにするため,「目的意識をもって」ということは従来どおり強調している。 B 科学的に探究する能力の基礎と態度を育てるとともに 科学的に探究する活動を従前より重視し,高等学校理科の目標にある「科学的に探究する能力と態度を育てる」こととの接続を明確にしている。 C 自然の事物・現象についての理解を深め 日常生活や社会とのかかわりの中で,科学を学ぶ楽しさや有用性を実感しながら,生徒が自らの力で知識を獲得し,理解を深めて体系化していくようにすることを大切にしている。 D 科学的な見方や考え方を養う。 自然を科学的に探究する能力や態度,自然についての体系化された知識を総合的に活用できるようになることである。とりわけ,自然環境の保全や科学技術の利用に関する問題などでは,科学的な根拠に基づいて賢明な意思決定ができるような力を身に付ける必要がある。 |