校訓
自主
好学
向上


校章の由来
「校章の趣意と考案時の思い出」
高校1回卒 R・H
 校章の図案に盛り込んだ趣意は、旧制指宿中学の柏の葉三枚の校章から一枚を残しました。それは学舎の象徴とも言われる柏の園にそれ迄の向学の伝統を託し、新たな発足となった教育基本法と学校教育法に基づく、男女共学と切磋琢磨を表すのにペンを重ね交叉させました。こうして建学の意図を表現いたしました。
 既に半世紀を経過しましたが、当時のことは、鮮明に記憶しております。
 昭和二十二年に六・三・三・四制の教育制度が施行されましたが、経過措置もあって旧制指宿中学と旧制指宿女学校がそれぞれの校舎(男女併学)で指宿高校として生まれ変わったのが、昭和二十三年でした。
 昭和二十二年の秋に『新しい校章募集!』の張り紙をみたとき、美術部に所属していた私は、密かに「よしッ、やるぞ!!」と期するものがあって五点ほど考案して二点を応募したのでした。
 男子部では、先生方が数点を選び生徒の投票で三点に絞り、同様に絞られた女子部の三点と合わせて、六点を再び全校生徒の投票にかけたのでした。結局、男子生徒の総数が多かったせいもあって、私の図案が校章として選ばれたのでした。
 故郷と母校を離れ、社会人としての生活の場を北九州市に移して以来、帰省する機会が少なくりましたが、たまたま帰省した時に指宿線の車内や郷里の通学路で制服のバッジを見かけると思わず「それは‥‥」と声をかけたくなります。
 筆を措(お)くにあたって、後輩諸君よ!諸君は、建学の意図と諸先輩が培った「大鵬翼を打ち鳴らし」また「校旗に染むる暁の光を仰ぐ貴さよ」を噛みしめて青春の気概を横溢させ、未来に向かって,より輝かしい伝統を築き上げていただきたい。

柏葉の精神
柏葉は,色・形ともに地味であるがみずみずしい緑に香り、やがて秋冷のころにも黄葉を保ち,冬季の寒風や霜雪にも堪え、春とともに新芽が葉柄の下に萌え出るのをたしかめてはじめて静かに散る。その新芽は5月の陽光を浴び大らかな美しい緑の葉に成長する。
  そこには散っていく柏葉が幼い芽に優しく厳しい情愛を注ぐ姿が見られます。それはまさにお互いに鍛え合いはぐくみ合う若人の意気(剛)と友情の象徴であり,また生徒たちが先輩と強い絆で固く結ばれ,力強く希望を掲げて邁進する姿もあります。