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〒899-5214 鹿児島県姶良市加治木町仮屋町211番地

池宮彰一郎氏に「島津奔る」という小説があります。主人公は島津義弘公。九州統一を果たし,朝鮮の役では6千余の兵力で20万の明・朝軍を打ち破り,「シーマンズ」と恐れられた勇将です。また関ヶ原では,敗戦濃厚な中,大胆にも敵中突破で虎口を脱し,軍を全うして薩摩に帰り着いた話はあまりに有名です。
義弘公は先見の明を持った当主としても傑出した存在でした。薩摩の民と島津家の安寧を期し,軍事・外交に思慮の限りを尽くしました。関ヶ原後の西軍の中で薩摩が唯一加増にあずかったのは義弘公あってのことと言われています。功名や打算が渦巻く戦国の世にあって,ひとえに義理と信念を貫いた男。小説に浮かび上がる義弘公の姿です。
その義弘公の終焉の地,加治木島津家の屋形跡に本校はあります。通りに面するもの古りた石垣,同じ風情の石造りの正門は今も往時をしのばせます。「文武両道」を旨とする「清新溌剌」「質朴剛毅」「堅忍不抜」の校是は,義弘公の往時を源とし,旧制中学の流れを経て現在に息づいています。
正門を入ると,左手に立派な石碑が建っています。 「私の人間美学はここで形成された 当時の校風が男はいかにあるべきかを私に教えた ……」 本校同窓の歴史小説家・海音寺潮五郎先生の碑文です。30年余の風雪に耐え抜いた「人間美学」の4文字が今も私たちの魂を揺さぶります。
時の流れとともに世情は変わります。町並みとともに人の心も変わります。それは世の常です。その中で加治木高校のアイデンティティを貫くことの難しさを口にしたところで何が言えたことにもなりません。
「伝統に培い 伝統を創る」 時を超え,世を超えて私たち人類に与えられた不変の命題を胸に,新たな加治木高校を創成する所存です。願わくは,生徒・職員はもとより,保護者・同窓生を含むあらゆる関係者にとって,加治木高校がいつまでも学びの中心であり続けんことを。
1 教育理念
憲法及び教育基本法の精神に基づき、個性を啓発し、人格の完成をめざし、国家社会の進展に寄与するに足る有為な人材を育成する。
校是に掲げてある「清新溌剌、質朴剛毅、堅忍不抜」の気風を養い、志操が高く気迫に満ちた人材の育成に努める。
2 教育目標
(1) 自発的・積極的な学習態度を育成し、自己教育力を高め、主体的に生きる力と豊かな創造力を涵養します。
(2) 主体的に行動が律せられる自己管理能力の育成と、人権尊重の精神をもって活力と友愛に溢れた心豊かな人材を育成します。
(3) 心身の鍛練をとおしてたくましい体力・気力を培いと共に、国家社会の形成者たるにふさわしい有為の人材を育成します。
3 経営の中期目標(平成26年度末までに)
(1)自己学習力の向上及び授業改善に努めます。また個に応じた指導を推し進め,より高い進路実現を目指す生徒集団を育成します。
(2)集団活動を通して,たくましい体力・気力及び自己を律する力を涵養するとともに,心に響く指導を進め,自ら考え自ら行動する人材を育成します。
(3)文武両道を貫く活力と友情に溢れた心豊かな人材の育成に努めます。また,文化活動を奨励し,豊かな情操と品格ある生徒集団の育成に努めます。
(4)家庭や地域社会との連携を密にしながら,生徒による表現の場を拡充するとともに,広報に努め,生徒たちの活動が見える教育活動を展開します。またこのことを通して,母校愛や郷土愛に満ちた品格ある人材の育成に努めます。
(5)深い教育愛と暖かな人間関係を基に、全職員が衆知を結集し,組織的な指導体制で、時代の変化に即応した学校教育の創造に努めます。
4 めざす加治木高校生像
(1) 志操は高く,自主的な学習をする生徒
(2) 明るく元気があり自律の行動ができる生徒
(3) 忍耐強くチャレンジ精神にあふれる生徒
(4) 友愛と公徳心にあふれ、地域の範となる生徒
5 加治木高校の24年度の具体的取り組み
(1) 挨拶・容儀・清掃の徹底を図り,地域に愛され範となる品格ある高校生を育成します。
(2) 自習学習力の向上に努めるとともに,部活動を奨励し、文武両道に励む生徒を育成します。
(3) 3年間を見通した進路指導に努め,個に応じた進路指導の工夫改善を図るとともに、難関大学受験層の育成に努めます。
(4) 教学一如の精神に基づき,指導内容の精選,指導法及び評価問題の改善,教育相談力の向上等,自ら研鑽修養に励む専門職集団を目指します。
(5) 「報・連・相」及び学校評価を推し進め,衆知を結集して,迅速かつ的確な課題解決並びに危機管理を図ります。
(6) 広報活動に努め,地域社会に生徒の活動する姿が見える学校づくりを推進します。
| 年度 | スローガン | 備考 |
|---|---|---|
| H22 | 「体育会的文化人の育成」 | |
| H23 | 「主語のある教育・主語のある学習」 | |
| H24 | 「骨太の教育」 | 本年度 |