新しい行動の展開を
桜蔭会会長 常盤 信一 19期卒業(昭和42年)
会員の皆様方におかれましては,お健やかに新年を迎えられた事と存じます。昨年は,皆様方にとって何か「新しい発見」をすることができたのでしょうか。
さて景気の拡大は,昨年末「いざなぎ景気」を越え,戦後最長と言われ,日本経済に明るい兆しが見え始めているものの,国民には景気回復の実感は乏しいものとなっています。
また,地方分権社会における地方財政の危機的状況は,依然として厳しいものがある中で,高齢者福祉や少子化対策,教育や環境問題,地域の活性化等多くの課題が山積しているのも現状です。
特に,学校教育には100年以上の歴史があり,当初から「家庭と学校と地域社会の連携」が謳い文句のように言われてきましたが,最近の「いじめ問題」「親の子殺し」「子の親殺し」等,深刻な事態となっており,子供を取り巻く環境や親子関係が急速に変化しているように思われてなりません。今こそ,「家庭と学校と地域社会の連携」で子供達を守り育てる「新しい行動の展開」が求められているのではないでしょうか。
私たち一人一人が人間として成長していく中で,多くの人々と深く関わり合いながら自らを探求してこそ何かあたらしいものが発見できるのかもしれません。
国分高等学校の卒業生も来年度は,2万人を越えることになります。幾多の困難を乗り越え,その時々の教職員・生徒・地域等の関係者がお互いに支え合い,母校の歴史と伝統を背景にしながら,今日の国分高等学校を築いてきたものと確信しています。
早いもので創立90周年を終えてすでに3年を経過しますが,正門・石垣・白壁等の周辺整備をはじめ,全教室への空調設置等,教育環境の充実と平行して在校生の進学を始め文化・スポーツ部門での活躍は著しいものがあるようで,更に活躍してくれることを大いに期待しているところです。また,例年秋には,先輩による講演会を開催し,大変喜ばれています。
県下第二の県央中核都市「霧島市」が誕生して1年を経過しますが,多くの課題を抱えながらも将来を展望し発展していくことでしょう。国分高等学校も,こうした地域に相応しく量的・質的に成長し,高校教育の殿堂として立派にその役割を果たすことができるよう英知を結集し関係者の一層の努力を期待したいものです。
同窓会も創立100周年に向けて,関東・関西・福岡・鹿児島各支部との連携を密にしながら会員の創意と工夫を集約し,組織的・運営的にも充実を図り体制を強化していくことが求められています。
最後なりますが,同窓会をいつも支えて戴いている皆様方に心からお礼を申し上げます。今後とも,限りない母校の発展と同窓会に深いご理解とご支援をお願い申し上げましてご挨拶といたします。
地域の期待に応える高校として
国分高等学校長 馬場 義信
創立90周年祈念事業の一環で,桜蔭会に整備いただいた,後者周りの白壁や,教室の空調設備で,国分高校の学習環境は県内屈指となっています。
この恵まれた学習環境の中,後輩931人は,全員,生き生きとした表情で,勉強や部活動に,真摯に取り組み,国分高校は活気に溢れております。
後輩の,進学実績や部活動実績は,掲載してあります。
特に,国公立大学合格者数が,最近では最高でした。久しぶりに東大合格者も出ました。
部活動の実績を一部紹介します。水泳部,ハンドボール部,登山部の九州大会・全国大会出場,音楽部の県吹奏楽コンクール連続金賞受賞などは特筆されます。桜蔭会からの激励の懸垂幕・横断幕感謝しております。
ここで,後輩達の本年度の話題を二,三紹介します。
昨年6月,三年生全員が,鹿児島に男女ハンドボール決勝リーグ戦の応援に行きました。試合場に響く声援と拍手の中,選手達も粘り強く戦いました。応援の後押しを受け,女子は優勝して,大阪でのインターハイ出場,男子は準優勝で九州大会出場権を得ました。
7月実施の文化祭展示で,2年6組が,30万本の爪楊枝を使って作成したオードリーヘップバーン,映画「ローマの休日」のアン王女の点描画は大好評でした。文化祭後,霧島市役所・国分と鹿児島のデパート・鹿児島空港で展示され,マスコミ等で大きく報道されました。
12月,プルタブ収集で得た「車いす」を,地元の特別養護老人ホームに寄贈し,感謝されました。この収集活動は,五年前から家庭クラブが中心となり,本当に地道な収集活動展開してきました。在校生,職員,同窓生など,多くの善意で,昨年660キログラム収集を達成し,車いすと交換できました。
先輩が講師の講演会は,21期卒で福岡の開業医脇元安先生に10月16日「物の見方・考え方〜デカルトを越えて〜」という演題で,これまでの先生の歩みと,後輩達に頑張れのエールを送ってもらいました。
それでは,桜蔭会の皆様に,母校への一層のご理解・ご支援をお願い申しますとともに,ますますのご健勝をお祈り申し上げます。
桜蔭会関東支部長
牧 元 亨 第4期(昭和27年)卒業
2006年の師走,久しぶりに母校の前を通ってみた。霧島市となってはじめてであった。懐かしい馬場の桜並木は冬枯れの姿ながら,春の芽ぶきのための力をたくわえているのが感じられた。
思えば四回卒生の多くは,尋常小学校一年生となり,第二次世界大戦中は国民学校,のちに小学校,旧制中・女学校の最後の入学・併設中学校・新制高等学校 と六回の改革を経験するという他に例のない特殊な昭和八年生まれである感慨をあらためて深くした。いよいよ平成生まれの大学生が出現するときけば,昭和は歴史のひとつとして語られていくのであろうか。
第四回卒業生としての同窓会は,毎年地元を中心に続いている。しかし関東ブロック同窓会は,2005年5月18日箱根における会をもって最後とした。鹿児島や関西などからの出席もあり盛会であった。あとは有志が折につけどこかで集まり旧交をあたためている。70歳を越しても,いや越したからこそ懐かしさが増すのかもしれない。
近頃の若者の脆弱さが仲間うちでも話題になるが,われわれの世代はひもじさの中,物資のない中でも明るく頑張ってきたハングリー精神に支えられてきたのではなかろうか。
恵まれすぎ といっていいような現代を生きている者たち,出来るときできうる限りの力を出しきってチャレンジしてもらいたいと思う。自分へのハードルを高く設定し,物事に対して多角的な目線でとりくんでいく,柔軟さ,みずから考えて行動する姿勢が要求される時代ではなかろうか。
まだまだ好奇心旺盛な,団結心のつよい四回卒生である。母校の発展をねがいながら語りあっている。奇しくも今年は高校卒業後50周年にあたる。それを記念して4月22日霧島の温泉一泊の同窓会が予定されている。関東地区からもできるだけ多数参加したいと,昨年から声かけをしている現状である。
おわりに桜蔭会関東支部としての総会を,一年おきに開催すると約束しながら,今だに約束を果たせない事をお詫びいたします。
国分高校PTA会長 時任 英寛 第29期(昭和52年)卒業
平成15年,創立90周年記念事業において、桜蔭会の先輩方の多大なるご協力のもと国分高校の教育環境は飛躍的に改善されました。本校正門周辺は,石垣・白壁で飾られ,悠久の城を思い起こさせる陣容が整いました。また、本校の改修工事にあわせ、旧国分市においても舞鶴城築城400年記念事業として舞鶴城周辺(国分小学校・国分高校)の整備を行い、重厚且つ秀麗な歴史・文化ゾーンが誕生いたしました。校舎内も、各学級に空調設備が整備され,子どもたちは、それまでとは180度違う、快適な教育環境の中で自己の目標に向かい学習に取り組んでおります。さて、現在国分高校は、普通科21学級、理数科3学級、生徒数、931名で,県下でも有数の大規模校となりました。目標実現に向けて,三年生は、例年、年末から年始,元旦だけを休み正月返上で受験に取り組んでいます。その成果として、大学・短大進学も昨年度実績で、国公立大で68名、私立大で135名、公立・私立短大71名などをはじめ、高等看護学校、専門学校等へも多くの生徒が進んでおります。また、部活動も九州大会・全国大会出場の部もあり、多くの生徒が積極的に部活動にも取り組んでおります。「文武両道」をめざし校長先生をはじめ、先生方も一緒になって子どもたちと頑張っておられます。いよいよ、3月1日には、三年生314名が、母校国分高校を巣立っていきます。そして、90有余年の歴史と伝統が輝く国分高校同窓会「桜蔭会」の会員として一歩を踏み出します。まさにそのことは自身の夢に、希望に向かっての第一歩でもあります。桜蔭会の先輩の皆様、どうぞ桜蔭会一年生の子どもたちをよろしくお願いいたします。私たちPTAも、限りなく大人に近い子どもたち,親として、大人として、そして人生の先輩として最大のエールを送ります。フレー!ふれー!桜蔭会一年生!
平成18年度桜蔭会総会実行委員長 坂之上 浩幸 第32期(昭和55年)卒業
昨年,「幹事学年を迎えて」と題し皆様にご挨拶しましてから,早いものでもう1年がたちました。
今年は、北国が豪雪に見舞われた昨年とはうってかわっての暖冬で,これも地球温暖化の影響でしょうか。高校生のころ白い息を吐きながら通学していた頃は、まだまだ季節感がはっきりあったと思い出しております。
皆様方のご協力を得ながら,平成18年度桜蔭会総会及び懇親会も昨年の8月13日に無事,盛況に終えることができました。お忙しい中,たくさんのご出席を賜り,誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。おかげさまで300名にせまる方々にご参集いただき、また、総会資料への広告にもたくさんの皆様のご協力を得て総会を盛り上げることができたと、幹事学年代表としてほっとしているところです。
当初、私のような者が幹事などできるのであろうかと不安で、まず何から手をつけたものかと試行錯誤のスタートでした。諸先輩方の助言・助けをいただきながら、同級生に声をかけ、準備会をたちあげることから始めました。まずは飲み会。隔週土曜日に集まり,準備会はそこそこに旧交をあたためつつ毎回といっていいほど飲みに行っていました。その甲斐あってか,会をかさねるにつれ参加してくれる同級生も増え,人が人をよび、皆一生懸命頑張ってくれました。このときほど「同級生っていいもんだな」と感じたことはありません。20数年ぶりに会ったにもかかわらず、昨日のことのように高校時代とかわらぬ付き合いができることは、同級生なればこそのことと思います。幹事代表の任は大変でしたが,多くの方に助けられ,楽しみながら全うできたのではないかと感じております。ここで得た友情やお世話になった皆様のご好意は一生の財産として大切にしていくつもりです。また、恩返しができることがあれば、ぜひ協力させていただきたいと思っております。本当にありがとうございました。
私たちを取り巻く環境がめまぐるしく移り変わっていくこの頃です。国分高等学校で過ごした日々を懐かしむだけでなく,自分の根っこの一部分に国分高等学校に薫陶をうけたことを誇りに思いつつ,自己を見失うことなく仕事に,人生に懸命に生きていけたならと考えております。
最後になりますが、今春、進学に、就職にと新たな社会に大きく羽ばたく新卒業生の皆様へ。友情は心の大きな財産です。高校時代の多感な頃をともに過ごした、何でも語り合える友人を大切にしてください。
そして、国分高校同窓会「桜蔭会」をともに盛り上げていきましょう。
皆様のご多幸・ご健勝をご祈念いたしまして、幹事学年を終えてのご挨拶といたします。ありがとうございました。
平成19年度桜蔭会総会実行委員長 九木元 直仁 第33期(昭和56年)卒業
昨年は,WBCで日本が初代チャンピオンになり、多くのプロ野球選手がメジャーで活躍するなど,非常に盛り上がりました。また、高校野球においても、夏の甲子園の決勝戦では、歴史に残る再試合が行われ、優勝し活躍した斉藤投手のハンカチが話題となり,「ハンカチ王子」と呼ばれ,その爽やかな印象は,世代を超えて支持され、ひとつの社会現象とまでなりました。
さて、月日の経つのは早いもので、平成の年号も19年となり、来年は成人式を迎えようとしていますが、私たちも昭和56年に母校を卒業してから26年目となり、今年で45歳になろうとしています。現在の国分高校は、当時とくらべると体育館が建て替えられ,校舎や周辺も整備されて変わってきていますが,春に母校の前の通りを彩る桜や、グランドで汗を流す生徒たちの姿は,今も昔も変わらないように思います。そういった光景を見るたびに,高校生の頃のことが昨日のことのように思い出されます。国分高校は進学校ですので、勉強もそうですが、私の高校時代といえば、部活は野球部に所属し、甲子園をめざして、ひたむきに練習を重ねた日々,今思うと,あの頃が私の青春時代だったかなと感慨もひとしおです。
国分高校も「文武両道」という言葉のとおり勉学はもちろん、スポーツにおいてもすばらしい活躍がみられ、ますます発展してきています。また、卒業してから様々な分野で、活躍されている諸先輩方の努力が,この桜蔭会を支えているといっても過言ではありません。その歴史と伝統を受け継ぎ、そのうえで桜蔭会が、もっと身近な「自分たちの同窓会」であると感じることができれば、さらに、この桜蔭会の輪が、大きく強く広がるのではないでしょうか。そういう平成19年度の桜蔭会総会にできるよう、現在、地元の有志の同級生と協議を進めているところです。
卒業生の皆様と一緒になって、高校時代に戻って語らい,この桜蔭会総会を盛り上げていければ幸いです。
何卒、卒業生の皆様,平成19年度の総会へ,多数ご出席くださいますよう、心よりお待ち致しております。
平成18年度「桜蔭会」総会・懇親会
平成18年度国分高校同窓会「桜蔭会」総会・懇親会が平成18年8月13日(日)ホテル京セラで開催されました。幹事学年は、昭和55年卒第32期生。300名にせまる会員の出席とご協力をいただき、和やかにつつがなくおこなわれました。
懐かしい顔ぶれの中,国分高校吹奏楽部の演奏とともに、第32期卒業の松元千鶴さん(音楽教諭)の国分高等女学校の校歌の独唱にはじまり、恩師の先生や先輩・後輩一緒になって昔話に花が咲き,楽しいひと時をともにすごしました。
当日はMCT(南九州ケーブルテレビ)の取材もおこなわれ、国分高校同窓会「桜蔭会」ここにありと、おおくの方にアピールできたと思われます。
たのしいひと時の最後は、同じく32期卒業で熊本大学応援団に籍をおいた瀬堀良一君のエール「フレー!フレー! 国分!!」でしめられました。
来年の総会もさらに盛り上げて,厚い友情が受け継がれ,また、再会することを楽しみに期待したいと思います。
西海岸での同窓会旅行報告
3年の長期にわたる企画検討の時間を経,第10期生の米国西海岸での同窓会旅行が,去る5月28日から6月4日の7泊8日で実施されました。この旅行は国内幹事役として,募集から往復航空券も手配までの国内業務の全般の世話役を引き受けてくれた,堀切賢治君(埼玉県在住)と,サンフランシスコ到着時からロサンゼルス出発までの,現地行程の企画作成・世話役を務めたカリフォルニア在住の本田親盈君共同企画・分担作業で実現したものです。25名のグループによる外国での同窓会旅行を,添乗員・通訳無しで無事に終えられたことは,参加者が気心の知れた同窓,同級のグループだったことが大いに貢献したと思います。全行程中は,素晴らしいカリフォルニアの地中海とも思えるような青空に恵まれ ,初日のサンフランシスコ観光,2日目のカリフォルニアワインの本場への日帰りツアー,これには,アメリカのピクニック形式の昼食が組入れられていた事もあり,楽しい時間を賑やかに過ごすことができました。またこの旅行期間中に1日違いで誕生日を迎えた2名の女性参加者のために,日本時間と現地時間の差はあっても今日が誕生日だということで,夕食に訪れた地中海料理レストランでは数本のシャンペンを抜き,全員で賑やかに二人の誕生日を祝い,大いに盛り上がりました。
行程中盤のラスヴェガスでは,初日は観光と買い物で費やしましたが、これはカジノで巻き上げられる前に,買い物をさせてあげようという幹事の配慮だったようでした。
2日目はグランドキャニオンへの飛行機による日帰りツアーを実施,地球創造以来の地質・地層のサンプル標本の一大パノラマに触れ,グループの中には感激の余り目に涙を浮かべて見入っていた人を見かけましたが,自分でも言葉が出ないほどの感銘を受けました。
その夜は,全米でも有名な「ローリーズ」と言うレストランの個室で,この旅行が無事に進みつつあることを祝って食前酒として3度目のシャンペン,食事には有名なカリフォルニアワインを抜いての,豪華なフルコースディナーを楽しみました。
夕食後は,4年余のロングラン中で,現在でもなかなか券が買えないことで有名な「O」という一大スペクタクルショーを3月から予約してあった特等席で鑑賞しました。
ただ,余りにも豪華な夕食の雰囲気とシャンペン・ワインに飲まれたせいか,多くの女性が,ショー開始後15分頃から「食後の祈り」を始めたのは少し惜しい思いがしました。
ラスヴェガスでは,10ドルの投資で140ドル稼いだ女性,ルーレットで200ドル,カードで200ドルなど,カジノとの勝負で勝ちを得た仲間も居ましたが,ほとんどは予め決めてあった予算をカジノに預けて,次回を期してラスヴェガスの夜は終わりました。
最後のコースの西海岸,ロサンゼルスでは空港到着後直ちに太平洋岸のレストランで港を眺め,白ワインを飲みながらゆっくりと昼食を摂り,その後はサンタモニカ海岸を散策し,早めにリトル東京のホテルにチェックインしました。この夜は初めて,各人が自由に夕食をホテル近辺で摂る事が決まっていましたので,三々五々散って行きました。
ロスでの2日目は,朝一番にハリウッドを訪問し有名なチャイニーズシアター,アカデミー賞が授与されるコダックシアターなどを観光し,その後は本家のユニヴァーサルスタジオで映画の作成現場での楽しいひと時を過ごしました。最後は有名なロデオドライブを通り,ハリウッドのショッピングセンターでの買い物等で全ての日程を全員が無事に終え,6月4日の午後成田空港へ帰着しました。ちなみに旅行中に消費されたシャンぺーンは1ダース以上,カリフォルニアワインは数えきれないほどが抜かれ,参加者全員で楽しんできました。
なお,私達25名はアメリカを離れる前に,足腰が丈夫でワインや美味しい食事を楽しめる間に,再度,今回のような海外での同窓会・旅行を実施することを決め,現地の本田幹事に企画・手配開始をすることを頼んで帰ってきましたので,次回も楽しみです。以上
