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| 21代校長 大平 和男 |
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遠く明治二十七年また同三十五年に開校した県尋常中学校(一中),県立高等女学校(一高女)に端を発する本校は,新制の鶴丸高等学校として発足後もいよよ豊かに歴史を重ね,今年創立118年目を迎えています。
母校を誇り,時流に流されることなく志高く生きる四万有余の卒業生はそのまま本校の誇りであり,醇乎たる学風の中にあって文武両道ひたすらに己を彫む生徒たち,俊秀の教導に情熱を燃やす教職員もまた本校の誇りとするところです。
今日,私たちの社会は解決すべき様々な課題を抱えています。国際紛争,内戦,環境問題,食糧問題といった世界規模での取り組みを必要とするものから,少子高齢化,情報化,グローバル化,内政・外交上の課題等々,枚挙に暇もありません。
その解決には,強靱さと柔軟性を併せ持ち,深い人類愛に根ざした叡智,またその人が必要です。知識基盤と言われる21世紀の社会は,同時にかつてない心基盤社会でもあると言えましょう。
「鶴丸は勉強するところである」。「For others.」。連綿と受け継がれ,本校生の行動規範となっているこの言葉が示すように,ここ鶴丸高校では,一身の利益を求めず,社会に有為の人たらんと志す県下の俊秀が,一人静かに書物を紐解き,また,仲間と共に心身を鍛え,自らを責め,互いに切磋琢磨しながら今日も青春を謳歌しています。
今年,東京大学12名,東京工業大学7名,京都大学7名,九州大学37名ほか全国の難関大学に多くの合格者を出し,医学部へも22名が合格しました。また,部活動においても男女山岳部,音楽部,吹奏楽部,放送部,百人一首部が九州大会や全国大会に出場したほか,多くの部が各種大会で活躍し,文武両道にわたって本校生の力を遺憾なく発揮してくれました。
樗咲く学風ここに醇乎たり(西村数)。For othersの精神を持った,真のI丸生の育成にいっそう努力してまいります。 |