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| 卒業生 |
ひたすらに己を彫む
東京大学理科U類 草木迫 司
今,自分には鶴丸の血が流れていると感じます。卒業後こうして3年間を振り返った時に改めて,鶴丸で得たことの大きさに気づき,感謝しています。
「鶴丸は勉強するところである」という言葉通り,鶴丸での3年間は学習が生活の中心になります。学習内容そのものの吸収はもちろんのこと,学んでいく中で次第に身につけたことの一つに「主体性を持つ」ということがあります。大学に入学して今一番感じていることは,環境を生かすも殺すも自分次第だということです。どの講義を聴き,空き時間に何をするかは完全に個人の自由。気持ちさえあればどこまでも自分を高めていくことができるし,その逆もまた然りで,自分からアクションを起こさなければ何も得るものはありません。そんな時に必要になる「主体性」をぜひ鶴丸での3年間で身につけてください。
そのためにも鶴丸に入学したいと考えている皆さんには,ただ成績が良いからという理由だけではなく,ぜひ目的意識を持って入学してきてもらいたいと思います。毎日の積み重ねが大事である学習において,信念を持っている人は強いです。
また,「For Others」の言葉にあるように,学問の目的の一つは,「社会への知の還元」になります。鶴丸にはその精神が脈々と流れ続けているので,それを肌で感じてほしいと思います。
そして,「人に会うために」鶴丸に来てください。気兼ねなく腹を割って語り合える,そんな友人と出会ってください。自分にとって鶴丸で得た友人は,何物にも代えがたい一生の財産です。
印象的な恩師の言葉に「高校は大人になる場だ。」というものがあります。鶴丸高校を卒業したばかりの今,とても自分が大人になったという自信はありませんが,今の自分が入学時とは違う成長した自分になっているということは,確信を持って言えます。
ひたすらに己を彫む鶴丸での3年間を堪能してください。
| 在校生 |
有 機
一年 泊 開 人高校であればそれが普通なのかもしれません。鶴丸だけが特別,というわけではないのかもしれません。しかし,入学したてで中学生気分の抜け切らぬ僕は,組織としての「鶴丸」に圧倒されてばかりです。
四月にしてほぼ決定されている年間授業計画,休日の課題・発展学習内容,そして種々の行事予定。あらゆる物事が粛々と,しかし確実に進行していきます。自主学習がモットーの学校ということで予習,復習は当然のこと,課題の実行・提出まですべて自己管理しなければなりません。「何をしなければならないか」,「そのために何が必要か」が常に必要とされる生活はきっと,考える力の向上へとつながりゆくはずです。
また,組織としての「鶴丸」を強烈に意識した出来事としては,言わずと知れた「甲鶴戦」が挙げられます。生徒会の先輩方は両校の話し合い,準備に四か月以上も費やされたと聞きました。自分達が入学する以前から水面下で進行していた壮大な行事に,まさに今参与している悦びと,気がつけば先輩方の熱戦に知らず知らずのうちに手に汗握る自分。更には野球観戦で盛り上がる全校応援の一体感。自分は鶴丸という組織を構成する一員なのだなあ,と心から帰属意識を感じました。
最後に,僕の担任の先生の言葉をここに引用します。
「鶴丸生らしくなってはいけない。鶴丸生になりなさい。」
生徒一人一人が鶴丸であり,鶴丸もまた生徒一人一人の上にあるのです。この言葉には,学ぶために学び,自ら進んで文武両道に励む先輩方の姿が見事に表されていると思います。僕など本当に本当の新米なのですが,一日でも早く真の「鶴丸生」となれるよう,今後とも全力で精進していきたいと思います。
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