公開日 2017年09月19日 本校でSSHを体験し、現在、大学院や企業で活躍する卒業生にインタビューをしました。 皆さん、高校時代の経験がその後の研究や仕事に大いに役立っているようです。 卒業生の更なるご活躍をお祈りいたします。 Aさん 筑波大学 博士後期課程 「錦江湾高校入学はSSHが理由であり、課題設定から実験・観察、そして成果発表までの研究プロセスを学習したことで、科学的・論理的思考が身に付いた。またグループ研究の過程では、リーダーシップ、協調性、計画性を、研究発表の過程では多くのプレゼンテーションをこなし表現力も身に付いた。大学でも入学直後から卒論研究や大学院の研究をイメージして一線で勉強できた。今後もSSH指定校として研究活動に取り組んでほしい。SSH第一世代が大学で研究に携わっておりOB・OGと現役生の共同研究ができたらおもしろいと思う。」 Bさん 長崎大学 博士後期課程 「大学連携で教授や院生から生物の専門知識や目的にあわせた実験や統計解析手法を学んだ。実験の科学的思考や表現、スライド作成やプレゼンテーション能力などは一朝一夕につくものではなく、SSHやサイエンス部で日々訓練できたことが全て役立っている。現在、大学で後輩たちの指導を行っていると科学的思考や表現ができない学生が多いのは心配である。何につけ創造的な訓練は大変貴重だと感じている。」 Cさん 鹿児島大学 住宅会社 「高校では仮説を立て検証する過程を学び、1点を追究する大切さを学び、大学でも疑問はすぐ調べ、卒論のプレゼンも難なく作れ後輩たちも参考にしていた。仕事の会議やセミナーの資料は、どうしたら伝わるかを考えて構成するので頼りにされる。研究に関する新聞記事は読んでしまうが、科学を研究した成果だと思う。」 Dさん 長崎大学 金融系会社 「地道なデータ採取が点から線に繋がって、仮説が検証されることに感動した。高校で場数を踏んだため、論理的表現力やプレゼン力がつき大学や就職でも有利に働いた。仕事の取引先とのコミュニケーションも助かっている。ポスターセッションで質問に対して瞬時に的確な答え方を出す訓練してきたお陰だ。後輩にも伝えてほしい。」