公開日 2019年09月11日 鹿児島県SSH交流フェスタ 2018年度より,鹿児島県内のSSH指定校は2校から4校に増えました。 これを受けて,他の鹿児島県内SSH指定校(鹿児島中央高校・国分高等学校・池田学園池田高等学校)と協力して,各校の取組み状況の情報を交換し,共通の問題点の解決策を話し合う「鹿児島県SSH連絡協議会」を行っています。 そして課題研究の質やプレゼンテーション力の向上を目的として,2019年度から鹿児島県SSH交流フェスタを開催することになりました。県内外から発表および見学による参加校を呼びかけ,4校協力のもと課題研究やプレゼンテーションの方法などこれまで蓄積してきた成果を広く普及していく予定です。 湾高生による出前授業・実験教室 本校の生徒が先生となって小・中学生の皆さんに「身近な科学」をテーマに簡単な実験を紹介し,実験方法や原理・考え方などを教えています。 この取組みもSSH事業の支援を受けて行っています。 「小中学校への出前授業」や「大型商業施設(イオン鹿児島)での実験教室」は,生徒自身が企画し実施しています。小中学生の皆さんが実験を通して科学の基礎を理解し,科学に対する興味・関心を高めるきっかけになるようにと,一生懸命考えて企画・準備をしています。 このように,このイベントを通して,湾高生は「伝える力」や「プレゼンテーション能力」を高めています。 さらに,実験教室で「イオンペンで色が変わる理由はなぜですか?」という質問を受けて,化学研究部が解明に取り組んだ研究は2018年「九州高等学校生徒理科研究発表大会」で優秀賞を受賞するなど,地域への貢献が生徒自身の研究への発展・深化にもつながっています。 小・中学校出前授業 7月は理数科2年を中心に,12月は理数科1年全員がASの授業の一環として出前授業を行っています。実験の企画から運営まで全てサイエンス系部活動の生徒が中心となり生徒自身が行っています。 1年間に約10校の小中学校で実施させていただいています。 大型商業施設での実験教室 鹿児島市内にあるイオンモール鹿児島の店内広場で主に小学生を対象に実験教室を実施しています。 地元紙や情報誌,イオンモール鹿児島のホームページに事前告知を掲載していただいた他,PRポスターを作成し,地元の小学校にも配布しています。実験の参加者数は年々増加し,小学生と保護者を合わせて約2,000人と大盛況で地域の夏休みの恒例行事となりつつあります。皆さんも,ぜひ,次の夏休みにお越しください。お待ちしています。 博物館ボランティア 本校と連携している鹿児島県立博物館でのボランティアとして,湾高生の多くが「博物館まつり」・「科学の祭典」・「定例会」などのイベントに参加しています。いずれのイベントでも県内中高生ボランティアの中心として活躍しています。 どんな実験を行っているの? 本校で行っている出前授業・実験教室の内容を一部ご紹介します。 人工イクラをつくろう(1分39秒) スライムをつくろう(39秒) イオンペンをつくろう(1分33秒) 発泡スチロールに手形をつくろう(1分11秒) 紙トンボをつくろう(1分30秒) 備長炭電池をつくろう(1分26秒) 液体窒素(-196℃の世界) 空気砲 ベンハムのコマを作ろう 紙おむつの原料で芳香剤をつくろう 風船輪くぐり クリップモーターをつくろう つかめる水 電磁石で魚釣り