1学期 始業式 校長講話

公開日 2018年04月06日

4月6日(金)に始業式が行われました。

校長講話の内容は以下の通りでした。

 新しい学年のスタートである。1日1日をしっかりと記録しつつ,この1年をみんなで有意義なものにしていこう。補助線は,算数や数学の問題を解くときだけでなく,人生の諸問題を解決するのにも役立つものだ。人生の補助線は,「知識」,「習慣」,「経験」など様々である。このような補助線を多く持てば持つほど,我々の生活・人生は豊かで充実したものになっていく。ただ,何が,いつどこで働く補助線になるのかは誰にもわからない。だから,それをより多く持つために,勉強すること,様々な体験を積んで恥をかくこと,読書をして先人の知恵を学ぶことも必要なのだ。この「人生の補助線」という比喩を,より具体的な能力として言い表すとすれば,「ひとつの物事を,より多角的に,様々な観点から考えられる力」と言えるだろう。現代社会においては,様々な課題解決のために,どうしてもその力が不可欠になる。こういう力は,放っておいて身に付くものではない。常にそういう姿勢を維持しておくことが大事だ。今年1年,勉強や部活や個人的な研究活動を頑張ってほしい。それと同時に,生活の様々な場面に,「こんな見方もできるのではないか」という考えを向けてほしい。そうすれば,1年後の君たちの成長は,単に親や楠隼,君たち自身のためだけではなく,広く将来の社会の発展につながる成長になると確信している。最後に,楠隼の今年のテーマは「創」である。4年目に入る今年,先輩たちが築き上げた楠隼を改めて見つめ直し,魅力を魅力として定着させ,理想の学び舎として誰からも認められる学校にするための,しっかりした形あるものとして作り上げるための1年にしたい。この実現のためには,ここにいる君たちの力が,これまでの3年間以上に必要になってくるので協力してほしい。明日の入学式,全員の力で素晴らしいものにしよう。

なお,講話の全文はPDFで掲載します。※閲覧には保護者専用パスワードが必要です

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