盲学校は,鹿児島県に1つしかない,視覚に障害のあるお友達が通う学校です。
といっても,小学部,中学部,高等部とあり,高等部には,病気や事故などで目が不自由になった大人の人も通う,専攻科もあるので,児童・生徒は1年生から,40代,50代の方までいらっしゃいます。
また,完全に視力を失ってしまっている全盲の子どもたちから,ある程度視力があり,見え方に障害がある弱視の子どもたちもいます。
どちらかというと弱視のお友達が多いです。
平成19年4月現在,盲学校には小学部(小学校),中学部(中学校),高等部(高校)があって,小学部には10人の子どもたちが勉強しています。
男子が5人,女子が5人です。
1年生0人,2年生2人,3年生0人,4年生2人,5年生2人,6年生4人です。
目の全く見えない(全盲)友達や,とても見えにくい(弱視)友達がいます。
中学部が4人です。
高等部が39人です。
高等部の生徒さんには60歳に近い方もいらっしゃいます。
高等部では,高校の勉強や,あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師の免許をとるための勉強をされている方もいます。
例えば,学校内にある柱や壁の角などぶつかったら危なそうなところには,クッションをつけています。
また,もちろん廊下には,主な通りを中心に点字ブロックが敷いてあります。
視力を補うために,ルーペ(虫眼鏡みたいなもの),拡大読書器(本を置いて,テレビ画面に文字を大きく写すもの),書見台(机の台が斜めに傾き,本を読むときに目を近づけても姿勢がまっすぐになるもの),パーキンスブレーラー(点字を打つためのタイプライターみたいなもの)など,挙げてみるときりがありません。




これから,つけたい設備ですが,今紹介したものは,使う人が限られているので,とても値段が高いものばかりです。
視覚に障害がある人は,学習するために1人に1つずつ必要なのに,ひとつひとつが高いのです。
(例えば,拡大読書器1台19万円ぐらい)ですので,新しい設備よりは,今あるものの数を増やしていきたいところだと思います。
皆さんの学校と同じで,給食時間30分,休み時間10分か15分,昼休み45分です。
小学部のお友だちは,ほとんどお父さん,お母さんに送ってもらっています。
また,自分でできるようになった子は,バスなどを使って登下校している子もいます。
そして,鹿児島県に1つしかない盲学校ですので,家が遠い人はどうしているかというと,寄宿舎といって学校の敷地内に寝泊まり,生活をしている所があります。
そこでは,自分の部屋があって,お風呂や洗濯など自分でしています。
もちろん布団干しや掃除もします。
敷地内ですので,登下校は1分くらいです。
小学部にも,数名のお友達が親元を離れて生活しています。
土曜日曜は,必ず家に帰っているのですよ。
目の病気のことを眼疾患といいますが,眼疾患にも,いろいろあります。
白内障といって,目の中の水晶体(レンズ)が曇って視力に障害を起こすものとか,未熟児網膜症といって,赤ちゃんの時未熟児で,目の中の網膜(スクリーンみたいなもの)がうまく作られなかったりとか,これも一人一人違います。
網膜色素変性症といって生まれつき,そういった因子を持っていて,次第に視野が少しずつ狭くなっていく(視野狭窄)という眼疾患もあります。
その他には,糖尿病が原因であったり,事故による後遺症であったり,その理由は本当にたくさんあります。
そのために一人一人見え方も違うのです。
前のページへ戻る