目が不自由ということは,ただ単にみなさんが目をつぶってみて,「周りが見えない。」というだけではありません。
例えば,目の不自由な人と話していて,「あそこに,こんなものがあるのですけど・・・。」という話をしてもよくわからないので,「ここから何mぐらい先に四角い建物があって・・・。」など,具体的に詳しく話をします。
見ればわかることを言葉などで説明するのです。
また,人間は,周りの情報をほとんど視覚から得ています。
耳だけすましてもその形を知ることはできません。
例えば,目の不自由な人が,食事をするときを想像してください。
周りにいる私たちは,お皿が何枚でどこにあり,どんな料理があるというのを見てわかりますが,それを知らずに食べていくのは大変かもしれません。
もともと目が見えていて,見えなく,または見えにくくなった人にとっては,今までできていたことができなくなってしまうわけですから,それは,つらいことだと思います。
障害を受け入れるのに時間がかかります。
生まれつき,目に障害がある人にとっては,見るということを経験したことがないので,ただうらやましいこともあるようです。
「透明ってどういうことですか?」
「色って何?」
「どうしてすぐ分かるんですか?」等の質問も聞きます。
苦労すると思われることは,たくさんあります。
食事,行ったことのない道,普段の生活,探し物,きりはありません。
しかし,だからといって,かわいそうなのではなく,視覚に障害があることは,背の大きい人,小さい人など,いろいろな人がいることと同じで,そのことをどのように克服して自分でいろいろなことができるようになるかということであって,何も「がんばって下さい。」と言われることではありません。
他の人にとっては人一倍がんばっているように見えることでも,その人にとっては,視覚に障害があることが普通のこと,いつものことなのです。
だけどやっぱり大変だなと思うことや手伝って欲しいなと思うこともあるようです。
みんなから声をかけてもらったら,きっとうれしく思うと思いますよ。
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