基本的には,みなさんの学習している内容と同じです。
みんなの使っている教科書と同じ内容の学習をしたり,視覚に障害があっても生活できるような練習をしたりしています。


点字の学習もします。もちろん体育や家庭,音楽などもあります。
教科書については,全盲の子どもたちは点字の教科書を使っていますが,弱視の子どもたちは拡大教科書といって,みんなの教科書をそのまま拡大した教科書を使っています。
みんなの教科書より一回り大きいです。


点字の学習についてですが,目の病気や見え方によっていろいろですが,1年生に入る前から点字の読み書きを勉強しているお友達もいて,だいたい1・2年生で,指を使って読んだり,書いたりできるようになり,3・4年生でアルファベットを読めるようになるお友だちもいました。

また,盲学校に通っている人たちには,まったく目が見えない人もいるし,少し見える人もいるし,今は見えているけど,これから先に見えにくくなる(見えなくなる)人もいます。
それと,目の障害(視覚障害といいます)だけでなく,その他にもいろいろな障害を合わせて持っている人もいます。
だから,勉強することがらや勉強のやり方は,それぞれの障害に合わせておこなっています。
基本的には,皆さんが学習している教科,時間と変わりません。
ただ,それ以外に「自立活動」といって,週に何時間か,視覚に障害があっても自分で生活できるように学習を進めています。
この内容については,一人一人違います。
視覚障害を補助する機器の使い方だったり,白杖を使って校外の歩行訓練だったり,その子どもが一番必要としていることを学習します。


全く目の見えない人や,これから先,目が見えなくなるかもしれない人は,みなさんが国語で習った点字を覚えて,点字の教科書を使って勉強することになります。
もちろん,点字を使わずに,みなさんと同じようにひらがなやカタカナ,漢字を使って勉強している人もいます。
視覚障害だけの場合は,上に書いたように,それぞれ点字の教科書,文字を大きくした教科書を使って,みなさんと同じことがらを勉強していきます。
ただ,まったく同じようにはできないので,そこには盲学校としての工夫があります。
まったく目の見えない人は,「手でさわること」(触覚)と「耳で聞くこと」(聴覚)をたよりにして,たくさんのことを勉強していきます。だから,学校でも,手でさわれたり,聞いたりできるものを使っての勉強が多くなります。
例えば,図形とか地図の場合,線の部分を点字の点を打って表したもの,立体コピー機を使って線の部分をうき上がらせたもの,そういうものをさわって勉強します。
体育で使うボールには,中にすずが入っていて,ころがると音がなるようになっています。
かけっこは,ゴールのところでならすたいこやタンバリンの音に向かって走ります。
理科では,ビーカーなどの容器のどこまで水が入っているかを音のちがいで知らせる道具,重さを音声で伝えてくれるはかりなどを使って実験などをします。
特別な用具や機械などを使って,いろいろな工夫をして,ほとんどみなさんと変わらないを勉強しているのですが,むずかしいこともあります。
それは,星や月など,さわることのできないものの勉強です。
また,色もむずかしいです。
先生が説明したことを頭の中で想像するわけです。
それもけっこう楽しいのかもしれません。
視力のある人は,文字を大きくした教科書や,ふつうの大きさの文字をルーペで見たり,画面に大きくうつす拡大読書器というテレビのような機械を使ったりして勉強しています。
このように,今は,いろいろな便利な道具が作られていて,視覚障害の人もみなさんとほとんど変わらない勉強ができるようになっています。
「盲学校だから」と,特別な勉強をしていることはなく,みなさんと同じことを勉強しているというふうに考えてください。
(もちろん,点字や白杖(白いつえ)を使った歩行訓練などはありますが)
Q-1:メモはどのようにとるのですか?
A-1:点字を使用している子どもたちは,点字盤や点字盤が小さくなったのを持ち歩いてメモをとります。
Q-2:体育の授業はどのようにするのですか?
A-2:基本的にはみなさんの授業と同じです。
視覚の障害のことを考えて安全面の配慮は,十分に行っています。
持久走などで走る場合,弱視の子は,ラインなどを頼りに自分で走ります。
視力の程度によりますが,必要な子は手引き走といって,視覚に障害のない者が手引きロープというロープを使って伴走します。
ボールを使う場合,弱視の子は,蛍光の黄色など,見えやすい色のボールを使います。
また,全盲の子どもは,鈴入りボールといって中に鈴の入ったボールを使い,音を頼りに学習します。
フロアバレー(転がしながら行うバレーボール),グラウンドソフト(キックベースボールのようなバットを使う野球),サウンドテーブルテニス(転がしながら行う卓球)などの視覚障害者も一緒にできるスポーツなどもあります。
その他,なわとびをしたり,鉄棒やマット運動,跳び箱運動もみなさんと同じようにしたりしています。
Q-3:自立活動の授業では,どんなことをするのですか?
A-3:目が見えなくても,見えにくくても生活できるような学習をします。
例えば,白杖の使い方を学習するために歩行訓練に実際の道路を歩いたり,拡大読書器といって書物を拡大して読むことができる機器の使い方を学習したりしています。
その他にルーペの使い方,点字の学習,パソコンの学習,そのお友だちが,一番できるようになりたいこと,できるようになって欲しいことを学習するので,その内容は様々です。
Q-4:給食はどのようにしていますか?
A-4:盲学校の全校児童・生徒,学校の先生方が食堂に集まり,食事をします。
配膳は先生方が行ったり,一緒にする練習をしたりする子もいます。
「いただきます」の前に,献立の確認をしてお皿の位置確認などもします。
Q-5:休み時間はどのように過ごしていますか?
A-5:みなさんと同じように,ブランコに乗ったり,鬼ごっこをしたりしています。
弱視のお友だちも全盲のお友だちも一緒に遊べるように,みんなが工夫をしています。
ボール遊びもよくしています。
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