作業学習について
高等部には9つの作業班があり,各作業班ともに生徒の実態に合わせた内容を吟味し,創意工夫をこらした学習活動を計画・実践しています。作業学習を通して,職業生活や家庭生活に必要な身辺処理,また,指示理解等の生活処理能力を高めるとともに,協力して仕事を最後までやり遂げる習慣や就労観を身に付け,家庭生活や社会生活で自立していく能力を育てています。また,作業学習で作った製品は,武養祭や武養フェスタなどの機会に展示・販売し,接客時のマナーや金銭の取り扱い方についても学習しています。
各作業班の紹介
ブロック班
ブロック班では,ブロックの製造やペーパーウェイトの製作を中心に作業学習を進めています。作業を通して,仕事の分担をしたり協力したりしながら,責任をもって最後までやり遂げることの大切さを学んでいます。その他,環境教育の一環としてアルミ缶を集めてリサイクル活動をしたり,学校内外の美化(窓拭き,校社内外の清掃など)に取り組んだり,さまざまな活動を行っています。
園芸・農作業班
園芸・農作業班では,年間を通して,野菜や花田の種蒔き,苗の椊え付け,畑の管理等に取り組んでいます。晴天時には桜島を望める畑で,雨天時には屋内作業場で作業を行っており,常時販売活動も行っています。屋外での活動が主ということで心理的な安定も図られ,生徒に応じた作業内容の工夫も行っています。
縫製班
最初に針と糸を使って基礎縫い練習をします。糸通しに始まり一とおりの縫い方の学習後,さをり織り,簡易編み機を使ったエコタワシ製作,小物製作(マスコット,ランチョンマット,袋物,その他)の3グループに分かれます。創造する楽しさや喜びを感じつつ,製品作りに励んでいます。同時に仕事をする上で必要なことについても学ぶ機会を多く取り入れています。
紙工班
紙工班では,紙を加工して様々な製品を作っています。牛乳パックを原料とした手すきはがきづくりでは,牛乳パックのラミネートはがし,パルプ切り,パルプのミキサーがけ,紙すき,アイロン,スタンプといった作業を分担し,一人一人が責任をもって取り組んでいます。手間ひまかけて出来上がったはがきに同じものはありません。素朴な味わいのあるものばかりです。
窯業班
窯業班では,板作りやいこみによる製品作りに取り組んでいます。板作りでは,粘土を伸ばしたり,型に合わせて切ったりしながら,いろいろな形や大きさの皿を作っています。一枚一枚,割れないように,心を込めて作っています。いこみでは,粘土を細かく砕いて泥漿(でいしょう)にしたものを石膏型に流し込んで,湯のみやコーヒーカップを作っています。
委託作業班
委託作業班では,一般企業から委託を受けた作業,洗車作業,リサイクル作業,小物作りを行っています。一般企業は現在2社から,箱折り作業等の委託を受けています。リサイクル作業は,上用になった印刷物を回収して封筒を作り,再利用しています。その他,キャンドル等の製作にも取り組んでいます。
ハーブ班
ハーブ班では,ハーブ園で育てたハーブ(レモングラス,ローズマリー,ラベンダー,ミントなど)を収穫・乾燥し,細かくしたものを使って,ハーブ石けんや入浴剤,ポプリなどの製品を作っています。それぞれが分担された作業に責任をもって取り組み,お互いに声を掛け合いながらみんなで協力して「より良い製品を!《と日々がんばっています。
工芸班
木工製品と竹工製品を製作しています。のこぎりなどの手工具をはじめ,糸のこ盤などの木工機械も扱う中で,作業態度や責任,安全に対する意識を高め,製品としての質を意識した作業に取り組んでいます。また,一人一人の生徒の実態に合わせて道具や補助具などを工夫し,種々の作業に取り組むことができるようにしています。
軽作業班
ビーズを使った製品作りに取り組んでいます。ストラップ,ブレスレット,ネックレス,メガネチェーン,ヘアアクセサリーなどを作っています。とても小さいビーズから宝石のようなスワロフスキーまで,様々な種類や大きさのものを組み合わせ,一つ一つ丁寧に仕上げています。細かい作業が多いですが,集中して根気強く取り組んでいます。
