今年も５月２９日（水）から３１日（金）にかけて，専攻科理療科と保健理療科の３年生，計４人が指宿市山川での宿泊実習に行って来ました。日頃の校内での臨床実習の成果を確認するとともに，地域の方々との交流を通して鍼やあん摩マッサージに対する認識を深めてもらうことを目的に実施してきた山川での実習も今年で２８回目となりました。

　地元の皆さんにはすっかり定着し，「毎年楽しみに待っている」と声を掛けてくださる方も大勢おられ，１日半，延べ９時間の実習で，引率の先生方とともに９４人の方々に施術をすることができました。

　参加した４人の生徒にとって，慣れない畳の上での長時間の施術は，腰や膝への負担も大きく，大変ハードなものでしたが，喜んでくださる地元の方々の姿を目の当たりにし，施術者としての自信と将来の自立に向けて確かな手応えをつかんでくれたものと確信しています。また，三日目の砂蒸し温泉では，ひざや腰の疲れをいやすこともでき，思い出深い実り多い宿泊実習になりました。