学校便り 南雲 第43号 令和3年7月20日発行 生きていくことば 校長  前園 孝哉  ソサエティ5の社会に向けて教育を始め国の様々な政策が取り組まれている。情報化社会のその先を見据えていく。社会にも教育にもグローバルなことばや概念が次々と取り込まれている。多様性(ダイバーシティ)人工知能(Ai)イノベーション(新しい活用等)などニュースや解説でも頻繁に使われ,耳にはするが「それは何でしょう」と言われると「?・・・」となってしまう。国際社会や現代などの広い枠や世界では,一般的なこれらのことばも自分の周りの生活には関わりがないように見えてしまい,その意味や価値が認識しづらい。しかし,数年もすればそれが当たり前のように身近なことばになるかもしれない。逆に,使われずに消えていくことば,例えば象徴的なものとして方言などもある。「その辺をさるかんか」といわれて,「猿がどこにいるの?」と聞き返されたという話を聞いた。さみしい反面,私達もそうそう使わないので,笑えない。社会や時代は変わっていくものということを受け止め,必要なことばはその意味を理解し,使いながら生活していくことが必要である。生活や考えの中で使ってこそ新しいことばは生きていく。 次世代のこの国,時代の変化を見据えて外国のことばを学んだ幕末の志士たちのような思いや熱意も今必要なのかもしれない。子供に生きていくことばを教えることが,私達の大切な使命の一つでもあるから。     小学部 [交流及び共同学習 6月17日(木),22日(火)] 今年度は,6月17日に中名小学校の6年生15名と交流し,6月22日に西谷山小学校4年生42名と交流しました。アルコール消毒やマスク着用の徹底,適度な距離を保つことなどの感染症対策を行い,触れ合いのある活動は制限されましたが,自己紹介ゲームや新聞紙ジャンケン,多重放送などのレクリエーションを通して,次第に打ち解け合い心の距離が近くなり,あたたかい交流の時間を過ごすことができました。2学期の交流も楽しみです。 中学部 [1年生:校外学習,3年生:校外自活 6月10日(木)] 校外学習では,行き帰りバスを利用し,落ち着いた態度で乗車することができました。行き先のイオン鴨池店で,ポテトとジュースを買ったり,帰り道も最後まで元気に歩いたりなど,充実した学習となりました。 校外自立活動では,往路はバス,復路はJRを利用し,安全に気を付けて歩行することができました。目的地の鹿児島情報高校の見学では,特色ある学科の説明を聞いたり,授業の様子や施設設備を見学したりして,様子を知ることができました。 高等部 [産業現場等における実習 6月7日(月)~18日(金)] コロナ禍の中,今回も三つの事業所が実習を受け入れてくださいました。実習先では,製作活動や農作業,ビジネスマナーに関する講座など,他の利用者の皆さんと一緒に様々な活動に取り組むことができ,学校では体験できない貴重な経験をさせていただきました。 また,公共交通機関を利用して通所する経験を積むことができた生徒もいました。参加した生徒全員,体調を崩すことなく,二週間元気に通所することができました。 主な年間行事 9月16日(木)卒業生の話を聞いて考えよう 9月30日(木)~10月1日(金)小:宿泊学習 10月16日(土)運動会 10月28日(木)学校見学会 11月18日(木)中:自然体験学習 11月19日(金)給食感謝祭 12月10日(金)持久走大会 2月26日(土),27日(日) 国家試験 2月28日(月),3月1日(火) 高:入学者選考 3月16日(水) 第115回卒業式,第68回修了式