学校便り第54号「南雲」 令和7年 3月13日発行 鹿児島県立鹿児島盲学校 「笑顔を大切に」 校長 大山 直美   ノーベル平和賞を受賞されたマザーテレサが「いつも笑顔で会うことにしましょう。笑顔は愛の始まりですから。」とおっしゃっていたそうです。話をするときに相手が笑顔だと安心して話すことができたり,相手の笑顔を見ると心が穏やかになったりします。笑顔は不思議な力をもっていると改めて思いました。  また,仏教用語に「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉があります。「和やかな笑顔と優しい言葉で人に接すること」を意味しており,和顔が笑顔,愛語が優しい言葉や親しみのある言葉だそうです。「笑顔で人と接すると,あなたは周りの人を和やかな気持ちにさせることができますよ。優しい言葉をかけると,あなたと接する人を温かい気持ちにさせることができますよ。」と釈迦如来がおっしゃったそうです。  和顔愛語をいつも実行に移すことは難しいかもしれませんが,相手が笑顔になり幸せを感じると,自分も幸せな気持ちになると思います。辛いときや嫌なことがあったとき,愚痴をこぼしたくなるとき,そんなときでも周囲への思いやりを忘れず,まず自分から笑顔と優しい言葉に心掛けたいものです。本校に赴任して2年,児童生徒の皆さんや学校の職員,保護者の方々の御協力で毎日,笑顔で過ごすことができました。心から感謝しています。これからも不思議な力をもつ笑顔を忘れずに和顔愛語で日々を過ごしていきたいと思います。 【小学部】 「ベスト7」2月28日(金)  「ベスト7」で7人の子どもたちは,音楽で学習した歌や合奏,国語や総合で調べたこと,考えたことなどこれまでに頑張ってきたことを発表しました。保護者の皆様にもそれぞれの努力や成長を参観していただき,うれしそうな様子の子ども達でした。友達同士お互いを認め合う素晴らしい機会となりました。 【中学部】 「旭川盲学校との交流」 2月19日(水) 北海道立旭川盲学校とのオンライン交流がありました。レクリエーションでは,ジェスチャーゲームやビンゴゲームをして大いに盛り上がりました。特にジェスチャーゲームでは,少し難しい「お題」に戸惑いながらも体を使って上手に表現し,全問正解することができました。旭川盲学校の雪景色を画面越しに見た子どもたちは,雪の量や綺麗さに驚き,興味津々の様子でした 【高等部】 「送別球技大会」3月3日(月)  高等部生徒会主催の送別球技大会が行われ「フロアバレーボール」をしました。どの試合も接戦となり,ネット際の攻防や良いプレーがたくさんありました。特に卒業生全員がフロアバレーボール部に所属していたので,本校での最後のプレーを楽しんでいる様子が見られました。閉会式では,卒業生に記念品を贈呈し,一言ずつメッセージをいただきました。 ☆☆令和6年度 高等部卒業生 進路状況☆☆☆ 〔普通科〕 ○ 専攻科保健理療科へ進学・・・1人 ○ 鹿児島銀行へ就職・・・・・・2人 〔専攻科理療科〕  ○ 筑波技術大学保健科学部情報システム学科へ進学・・1人 お知らせ 2月22日(土)・23日(日)に実施された 「あん摩マッサージ指圧師,はり師,きゅう師」の国家試験は,本校から2人が受験しました。 合格発表は,3月26日(水)です。 ----------------