訪問教育学級

公開日 2023年10月03日

 1 訪問教育学級の目標

 児童生徒一人一人の障害の状態及び体調を考慮しながら,人との関わりや生活経験を広げ,豊かな感性や情緒をもって生きようとする児童生徒を育成する。

 2 重点項目

  •  児童生徒の健康の保持,安全のための環境作りに取り組む。
  •  児童生徒の実態を的確に把握し,個々の課題に応じた教育内容や指導方法の工夫・改善に取り組む。
  •  体験的学習や集団学習,交流学習等の活動を通して,学ぶことの楽しさを感じ,自ら学ぼうとする意欲や感性の育成を目指す。
  •  病棟・保護者及び関係機関との連携を密にし,共通理解を図る。

 3 基本的な考え方

 隣接する南九州病院でのベッドサイドや訪問教育棟,または自宅において訪問教育を行う。大部分の児童生徒が,常時医療的ケアを必要としており,健康状態が不安定で,姿勢・移動・摂食・行動範囲等,日常生活全般にわたって制約が多く,生活経験を広げる機会をもつことが難しい。そこで,健康状態や体調など個々の状態に応じた様々な関わりを通して,外界からの刺激を受け止め,生活体験を広げ,明るく,より豊かに生きていくための力を育てていきたい。

 4 目指す児童生徒の姿

  •  快・不快の状況や体調の変化に関して,周囲に発信できる児童生徒
  •  様々な刺激を受容し,自分なりのコ ミュニケーションで人やものと関わろうとする児童生徒
  •  学習や様々な活動に意欲的に取り組み,楽しみや喜びを見付けることのできる児童生徒