(6)地球と宇宙 【ねらい】 身近な天体の観察を通して,地球の運動について考察させるとともに,太陽や惑星の特徴及び月の運動と見え方を理解させ,太陽系や恒星など宇宙についての認識を深める。 【内容・内容の取扱い】 〈天体の動きと地球の自転・公転〉 ○ 天体の日周運動の観察を行い,その観察記録を地球の自転と関連付けてとらえること。 ○ 星座の年周運動や太陽の南中高度の変化などの観察を行い,その観察記録を地球の公転や地軸の傾きと関連付けてとらえること。 ・ 「太陽の南中高度の変化」については,季節による昼夜の長さや気温の変化にも触れること。 [実験] ・ 天体の動きを試行錯誤できる教具(中学校理科Q&Aへ) 〈太陽系と恒星〉 ○ 太陽の観察を行い,その観察記録や資料に基づいて,太陽の特徴を見いだすこと。 ・ 「太陽の特徴」については,形,大きさ,表面の様子などを扱うこと。その際,放出された多量の光などのエネルギーによる地表への影響にも触れること。 ○ 月の観察を行い,その観察記録や資料に基づいて,月の公転と見え方を関連付けてとらえること。 ・ 日食や月食にも触れること。 ○ 観測資料などを基に,惑星と恒星などの特徴を理解するとともに,惑星の見え方を太陽系の構造と関連付けてとらえること。 ・ 「惑星」については,大きさ,大気組成,表面温度,衛星の存在などを取り上げること。その際,地球には生命を支える条件が備わっていることにも触れること。「恒星」については,自ら光を放つことや太陽もその一つであることを扱うこと。その際,恒星の集団としての銀河系の存在にも触れること。「太陽系の構造」における惑星の見え方については,金星を取り上げ,その満ち欠けと見かけの大きさを扱うこと。また,惑星以外の天体が存在することにも触れること。 | |