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高等学校段階の生徒は,知的能力や身体的能力の発達が著しく,また,人間としての在り方生き方を模索し,価値観を形成するという特色をもつ。このような発達の段階にある生徒が自己理解を深めるとともに,自己と社会との関わりについて深く考え,将来の在り方生き方,進路を選択決定して,将来の生活において望ましい自己実現ができるよう指導・援助を行う進路指導が必要である。ここでいう進路の選択決定や将来設計は,高等学校卒業後の就職や進学について意思決定することがゴールではない。高等学校卒業後の社会的移行においても,様々なことを学んだり,職業経験を積んだりしながら,自分自身の在り方生き方や進むべき方向性とその具体的な選択肢について探索・試行し,常に将来設計や目標を修正して,自己実現に向けて努力していくことができるようにすることが大切である。
〔高等学校学習指導要領解説 総則編 第6章1節の3〕 |
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