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学校長挨拶 |
本校は,鹿児島県の北東部にあり,宮崎県都城市と隣接しています。旧財部町は,明治4年に大隅国肝属郡・曽於郡・姶良郡・菱刈郡・桑原郡および日向国諸方郡一円を分離して都城県を設立したとき,都城県に編入されましたが,明治6年に都城県が廃止され,鹿児島県に帰属した経緯があります。そのためか,都城市とは県を隔てず霧島盆地として生活基盤をともにし,文化交流・スポーツ交流が盛んに行われていることも頷けます。そのような地域柄,曽於市や都城市などの14校の中学校から集まった生徒が,肩を並べ勉学やスポーツに頑張っています。1年後に閉校し,曽於高校にその歴史をつなぐ全日制普通科の,小規模校ではありますが,その特性を活かし生徒一人ひとりが輝ける学校づくりに励んでいます。
夢実現に向かってがんばる財部高校
財部高校の普遍の教育目標は,「高いレベルで進路志望の実現を図ること」です。そのためには,進路実現に耐えうる高い学力の定着と,基本的生活習慣の確立を徹底することが当面の課題であり,全員が一丸となって指導に取り組んでいます。そして,地域に貢献できる社会人を育成したいと思います。
学力向上について
○ 情報コース,進学コースのコース別教育課程での授業。
○ 「英語」「数学」は,習熟度別学習を行っています。
授業効果を高め,基礎学力の定着と学力の向上,学力に応じた発展的学習促進を期待しています。先生方も,習熟度別学習がより効果的に行われるように,教材研究や授業研究に熱心に取り組み,授業力の向上に努めています。
○ 資格取得など個別指導を行っています。
生徒の夢実現のために,保護者の皆様方の御協力を今年もよろしくお願いします。
基本的な生活習慣の確立について
○ 挨拶の励行・端正な服装容儀・時間厳守など,基本的な生活習慣を確立することで,より品格のある財部高校をつくりたいと思います。簡単なことのようですが,「当たり前のことができる躾」を,家庭と連携をとりながら粘り強く指導していきますので御協力よろしくお願いします。
キーワードは,「褒めて伸ばす,叱って育てる」
地域に根ざす財部高校に
一昨年は家庭クラブの活動により,たからべ道の駅「きらら館」の全面的な御支援による「茶フォンケーキ」の商品化に続き,「ゆずかるかん」,「いもかるかん」が地域連携の第二弾になりました。
今年は,図書委員・美術部員による創作紙芝居の第5話が完成しました。現在,これまでの創作紙芝居の絵本化も進めております。
毎年,「どろんこバレー」や地域の体育祭など地元の行事に積極的に参加する本校職員や生徒に対し,暖かい声援をたくさんいただいています。今年も,たくさんの行事に積極的に飛び込み,地元の皆様と感動を分かち合えることを楽しみにしています。
高いレベルの進路実現と,基本的生活習慣の確立された清々しい高校生を育て,地域に根ざした財部高校を作り上げ,有終の美を飾りたいと思いますので,さらなる御支援・御指導をいただきますようお願いします。
鹿児島県立財部高等学校
校 長 原 口 和 哉
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