学校長あいさつ

公開日 2017年09月05日

校長

  校長あいさつ


錦江湾高校のホームページにようこそお越しいただきました。
特にこれから高校受検に挑む中学生の皆さんに,本校に関する7つのことについて説明します。

1  本校の歴史

  本校は1971年に普通科・理数科をあわせもった進学校として設置されました。今年が47年目で,同窓生はすでに1万7千人を超えています。
  卒業生は企業人,経営者,公務員,銀行員,医者,薬剤師,看護師,教師,音楽家,美術家,政治家,スポーツ選手,農業経営者,予備校講師など,多様な分野で活躍しています。先輩方は,オリンピック出場選手や有名な声優,高名なお医者さんや研究者などもいて,そういう方々もお呼びして,生徒たちに大きな元気を与えてくれています。
  本校は多様な活動をする学校で,多彩な個性を世に送り出してきた学校といえます。

2  学校規模-適正規模

  現在は各学年,普通科4学級、理数科2学級の6学級です。全体で680人程度です。
  高校では,1学年4学級から8学級を適正規模といいますが,本校は適正規模の中でも中心となる適正規模です。生徒同士もちょうど生活しやすい,そして学習しやすい人数です。生徒同士の仲がよく、団結があるのが特徴です。この規模は生徒一人一人への目配りがしやすいと言われています。
  また,適正な規模ですから,学習の強みとして全ての教科で専門的な先生が配置され,どんな難しい進路志望に対しても丁寧に指導します。また,部活動も,体育系21,文化系10,合計31の部活動があります。
 

3  進路指導

  進路 については,例年,約6割が大学進学、4割が専門学校です。就職としては毎年公務員が10名ほどいます。特に国公立大への進学希望が多いことから,朝補習,長期休業中の課外,対外模試も他普通科進学校と同様に力を入れて取り組んでいます。第一志望実現のために,職員一同「心」を一つにして全力を尽くしています。
  昨年は早稲田大学や熊本大学,横浜国立大学等にも進学したり,十数倍の公務員試験を突破したりして,大変素晴らしい実績を上げました。

 また,本校に併設されている青穂寮では,中学校復習から大学入試・そして公務員試験まで4000講座ある一流の講師の動画を見ることができます。中学校からの苦手教科は,これをしっかりやれば克服できます。生活は規則正しく,学習時間を毎日設定していますので,文武両道が可能な寮生活となっています。こうした集団生活の中で自分を試して欲しいと思います。
 大学入試も専門学校も,公務員も全てを支えるのは教科の基礎力です。入試学習も通じて,残りの中学校でできるだけ基礎を作ってください。

4  人生をデザインする力=新しい時代や大学入学への対応
    -普通科のロジックブログラム,理数科のアクティブサイエンス-

  ところで,現在中学校3年生の皆さんの学年は大学入試が大学入試に挑む年は,大学入試改革の1年目となります。何が変わるのかというと,まず一つは,学校での活動や学習の履歴が重視されます。次に,基礎的な学力はもとより,自分で考えて表現する力が大学入試で問われるようになります。
 人工知能もだんだん普及しており,いろいろな難しい課題も他人と情報を共有し話し合いながら,最終的には自分の考えや解決策について,筋道立てて説明できる人が必要な社会が到来すると言われています。

  本校は,そういう流れも踏まえて,昨年,文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに再挑戦しました。全国から沢山の高校が応募し,県内公立校として唯一採択されました。これまでの本校SSHは理数科だけでしたが,全生徒に必要な学びと考えて,理数科・普通科ともに,「人生を論理的・科学的にデザインする力の育成」を目指して,それぞれの新しいプランに取り組んでいます。

  普通科はロジックプログラム,理数科はアクティブサイエンスというプランで,週2時間,テーマを見つけて,仲間と協力して探究していく課題研究を設定しています。鹿児島大学,京都大学や様々な企業,そして新聞社等、多くの方々とも交流する機会が格段に多いです。また,理数科の皆さんは海外サイエンス交流研修を実施することとしています。普通科の皆さんは国内有名大学とのプレゼン交流研修を進める予定です。もちろん,いずれも楽しい観光旅行も含まれています。

5  課題研究とは

 1年生では課題研究の基礎訓練を実施し,課題を発見して分析する力,プレゼンテーションの基礎を学ぶ時間を取ります。誰でも手順を踏んでやれば,自らできるようになります。この力は,大学入試だけではなく,仕事や生活においても生涯を生きるための基礎的な力となります。
  皆さんは3年後,自分で研究や企画の計画を立て,自分で調べ自分でまとめ,プレゼンや話し合いのできる人になっていってほしいと思います。スーパーサイエンスの内容は,理科・数学ということだけではなく,人文・社会・国際・家庭・体育・健康・環境等多岐にわたります。
 また,こうした三年間の積み重ねは,進路や生き方も明確化し,大学や専門学校,公務員の入試でも高校時代の学習歴について語ることができます。
 この新しいシステムができている高校として,是非本校に大きな期待をしていただきたいと思います。

6  盛んな部活動について

  また,部活動は,31の部活動で約7割の生徒が活力に満ちた練習を展開しています。県内外で練習試合もあり,競技力向上とともに人間としての成長を果たしています。
 平成32年度の鹿児島国体の県強化指定の部活動は,剣道部,女子バレー部とヨット部があります。特に剣道部は,昨年の全国インターハイで,女子団体3位,今年はベスト16という結果を残しています。
 その他,男子バレー,バスケ,サッカー,バドミントン,ハンド,空手,野球,陸上など多様な部活動があります。さらに理数科があることから,理科系部活動も盛んであり,全国レベル,または世界レベルの大きな成果を残しています。
  他になかなかない部活動としては,ダンス部・応援団部があります。

  本校の大きな特徴は,生徒会が主体となって全体を統率していることです。新しく赴任された先生方は,全ての面で生徒会が仕切っていく姿に感動されます。これが高校生の醍醐味です。あなたも,本校生徒会で活躍してみませんか。

7  最後に

  最後に大切な情報ですが,皆さんの入試から,本校は普通科から理数科への併願もできるようになります。(これまでは理数科から普通科への併願はできませんでした。)
理数科と普通科の中身は違いますが,いずれも「文系」と「理系」の両方の道を準備できます。理数科だから理系進学に決まっているということはありません。
ですから,今の段階では,自分の傾向が理数的か,普通科的かは考えてほしいと思います。課題研究を鹿児島大学等の先生方とみっちりとやり,全国レベルで活躍したい人は理数科,新聞記者や多様な方々と交流して,社会や人間の問題について調べたり自分の考えを深めたい人は普通科という考え方もできます。それぞれ多くのイベントがあります。パンフレット等の資料をよく読んでください。

  最後に,本校の最もいいところ,それは卒業生の学校の満足度がとても高いということです。多くの卒業生が本校に入学して良かったといって卒業していってくれます。中でも,体育祭・文化祭・錦武戦等のたくさんある学校行事への満足度は9割を超えます。
  先生方は生徒一人一人への面倒見がとても良く,在校生の礼儀正しさもあり,信頼関係があることが一番だと思います。高校は中学校と大きく相違しますが,サポートする先生方の姿勢がねばり強く、保護者の皆さんとも丁寧に相談をしています。

 まだなかなか将来が決まっていないという人も焦らなくてもいいです。錦江湾高校に来てみてください。ゼロから考えることのできる機会がここにあります。
  中学生の皆さんの入学をこころからお待ちします。


平成29年9月1日
鹿児島県立錦江湾高等学校  第21代校長    山﨑 巧