令和3年度SSH情報交換会全体発表1資料

公開日 2022年11月17日

令和3年度SSH情報交換会の全体発表1のスライド資料 PDF

 発表概要:発表概要[PDF:158KB]

 PDF資料:令和3年度スーパーサイエンスハイスクール情報交換会全体発表1[PDF:4MB]

 

1.取組の目標    以下2校の全校体制運営のあり方を明らかにする。

① 前任校鹿児島県立錦江湾高校-2期後の経過措置時に、理数科体制から全校体制へどう意思形成や組織体制が確立されたか、それが第3期のハイレベルな運用体制にどう繋がれたかの検証。

② 現任校鹿児島県立国分高等学校-第1期3年目で、職員の積み上げた全校体制の指導と運用をどう可視化し、コロナ下でも課題研究の高い実績と運営体制にどう繋いだかを検証。

 

2.取組の内容

① 錦江湾高校(在職H28-R1) 普通科・理数科 3期17年目の国県のSSHパイオニア校

 第2期完了後の経過措置2年目からの運営。理数科SSHのハイレベルな実績がありつつ、不採択とされた理由は、生徒主体性の強化と全校体制への移行を求められたこと。1期2期推進者も異動し、全校体制推進の困難な状況下にあった。ただ、3期申請の是非はどうあれ、理数科SSH12年の意味をどう総括するかは、職員共通の課題であった。業務改善、学習指導要領、高大接続改革も含めて半年間、前提を置かない議論を重ねた。積み上げたレガシーが明らかになるつれ、職員の中で自発的に新しい動きが起こり、新しい全校体制プログラムの原型が形成された。

② 現任校(在職R2-)  普通科・理数科 1期4年目のSSH新規参入校

 第1期3年目からの運営。県内2校の理数科校として前任校と結びつきが強く、管理職・職員を含めて盛んに交流があった。全校体制は順調に進んでおり、理数科のみならず普通科の課題研究も活性化しつつあった。ただ、初めての運用に追われる中で、職員には現状をどう評価するかに、大きなとまどいがあった。運営の工夫としては、2年間の運営と指導を細部にわたり可視化して価値づけ、共有化したこと、小改善を少しずつ積み上げたこと、あわせて業務改善である。それを1学期に職員と進めた。コロナ下での戦略の創出と、産学公民連携も拡大した。

 

3.取組の成果

① 前任校

普通科と理数科のプログラムをいかした大学や企業との連携や組織体制を強化し、全校体制のSSH運用は推進された。働き方改革も一定の効果を得た。生徒の主体性や科学性も活性化し、中間審査でも高評価を受け、現在もさらに深化・高度化しつつある。

② 現任校

独自のSSH体制の価値と課題の共有が図られた。働き方改革も一定の成果を得た。生徒たちの主体性・科学性もさらに高度化し、中間審査でも高い結果を得た。4年目の今は、オンライン指導も強化し、コロナ下にありつつ、最も高いレベルの探究活動が実現している。

 

4.今後の課題や展望

① (前任校)第4期申請に向けたSSH全校体制に向けてのプログラムの継承と深化。

② (現任校)第1期の総括的評価と第2期に向けてのプログラムの刷新。

※ 学力3要素に関する評価改善・探究的授業の研究・産学公民連携・SSH校間連携

 

5.取組を通じて学んだこと

① 校内外でのオープンな議論は、全校体制に向けての意思形成に必要であり、実施後の職員の協力体制の柔軟化や強化に奏功すること。その際は職員の積み上げたレガシーを大切にすること。

② 生徒の主体性を向上させる運営体制がSSH全校体制の推進の要となること。

③ 自校の教育的価値、歴史的価値を可視化した上で、自校のSSHを位置づけること。

④ SSH全校体制は指導と運用の可視化をすると、価値と課題が明確化され単純化されること。

⑤ 業務改善は、学校組織の全面的な見直しの上で、業務の公平分担の推進が不可欠であること。その上で、SSH業務改善は、生徒の主体性・自走性の向上が要となること。

 

スライド資料

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