校長挨拶

公開日 2024年04月05日

校 長   德 留 敏 郎  (とくどめ としろう)校長

 鹿児島県立楠隼中学校・高等学校は,鹿児島県立としては初めての併設型中高一貫教育校として,歴史と伝統,自然豊かな鹿児島県肝付の地に平成27年4月に開校しました。中高を通じて鹿児島を存分に体験する活動,世界的な視野を持ったリーダーを育成するための課題研究等を展開し,中高の6年間を通じて学力向上を図りながら,未来に繋がる「知」「徳」「体」を備えた全人教育を行っています。

校名の由来は,

楠 kusunoki「楠」なん(くすのき):鹿児島県の県木かつ肝付町の町木であり,巨木として生長する常緑樹。大きく豊かな人間性をもつことを象徴しています。

 

 

隼hayabusa「隼」しゅん(はやぶさ):俊敏に飛翔することで知られる鳥。また,勇敢なイメージを持つ薩摩隼人や大隅隼人,さらに肝付町から打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」にも通じ,世界を見通すリーダーとしての資質をもつことを象徴しています。

 

 

校訓 neo

 校訓の『大志』『叡智』『至誠』には,学校と寮での教育活動を通じて,自己を確立し,異年齢の友人たちとの交流や切磋琢磨の下,自ら気づき,考え,行動する人,個・集団として学ぶ気風を醸成し,課題を克服し時代を切り開いていくリーダー,そして,自らの狭いこだわりや偏見にとらわれず,他者の痛みを知り,他者の立場を尊重できる広い視野や人権感覚,奉仕の精神を有する人として成長してほしいという願いが込められています。

 本校では,一人ひとりの夢を育み難関大学への道も拓くために,国数英の大幅な授業増と定着システムの構築,少人数指導,課外授業の実施,実践的な思考力・表現力を育成する学校設定教科「ことば探求」による言語能力の育成,イングリッシュ・デイズ及びチャイニーズ・デイの実施,JAXA等との連携による宇宙学講座の定期開催,地元をはじめ鹿児島の自然・歴史・文化を味わう農業漁業民泊体験,また,国際感覚を養いグローバルな視野を身につけることを目的とした海外大学企業連携研修の実施など,創造的知性を養い21世紀を力強く生き抜くための独自の教育活動を展開しています。

 本校は今年度創立10周年という記念の年を迎え,開校以来のスローガン「君の夢を星につなげ~来たるべき日のために~」のもと,中学校・高等学校の全教職員が,生徒の皆さん一人ひとりと真剣に向き合いながら日々の教育活動を実践していきます。これからも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。