学校長あいさつ

公開日 2019年04月08日

 鹿児島県立大島北高等学校は,奄美大島北部の奄美市笠利町に位置し,昭和24年4月に大島郡笠利村立実業高等学校として開校し,昭和28年12月奄美の日本復帰に伴い,鹿児島県立移管になるなど幾多の変遷を経て,昭和44年4月に校名を鹿児島県立大島実業高等学校笠利分校から鹿児島県立大島北高等学校として独立し,昨年創立70周年を迎えました。校章は,独立昇格を記念して一般公募された時,当時農業科2年生であった大瀬昭信さんがデザインしたものです。

 現在各学年普通科1学級,情報処理科1学級,計6学級の小規模校ですが,北大島地区の高等教育の拠点として,地域になくてはならない高校として,『地域から信頼され愛される学校』を目指し,「知・徳・体」の調和の取れた生徒の育成に取り組んでいます。

 本校の校訓は『自主好学の精神』『敬愛和協の態度』『積極敢為の気迫』で,自ら進んで学ぼうという熱意を持ち,周りの人々を認め合い協力しながら,いかなる困難に遭遇してもくじけず,所期の目的を達成する人間に成長して欲しいという願いが込められています。

 本校では,上級学校への進学や資格取得を目指す生徒のために,7時30分から8時10分まで,朝課外が実施されています。『挨拶・清掃取組日本一』を掲げ,来訪者への気持ちのいい挨拶や登下校時の門礼を実践し,校内は常に美しく保ち,校門にある樹齢を重ねたガジュマルの大木が生徒を見守り,季節の花が咲く落ち着いた学習環境が整っています。

 国語・数学・外国語・商業で少人数指導を実施し,生徒が主体的に授業に参加できる指導法の研究も進めています。放課後には各生徒の学力に応じた個別指導など,一人ひとりを大切にした教育活動を実践しています。近年,卒業生は,長崎大学経済学部・総合学科,都留文科大学教養学部・地域社会科,武蔵野大学グローバル学部・グローバルコミュニケーション科や医療・技術・美容・看護系の専門学校等への進学,鹿児島銀行を始めとする島内・県内企業や関東・関西・中部地方の企業へ就職し,4年連続進学・就職決定率100パーセントを達成し生徒全員が希望する進路を実現しています。

 部活動は,カヌー部,空手道部が九州大会に出場し,北大島太鼓部は校内行事のみならず地域行事に参加するなど,その他の部活動も少人数ながら頑張っています。高校生が地元の名人宅を訪ねて,地域に眠っている文化や昔の話を聞き,それを文章にまとめる『聞き書きサークル』活動は本校の特色ある教育活動として,全国的にも高く評価されています。また,この『聞き書きサークル』活動の調査をもとに,昨年度7月にシンガポール国立大学で開催された国際大会「グローバル・リンク・シンガポール2018」に3年生女子が日本代表としてオーラルセッション(英語)で出場しました。

 学校行事では,生徒一丸となって盛り上がる文化祭や体育祭,古北戦(古仁屋高校とのスポーツ交歓会)や笠利一周遠行,板付け舟リレー,赤木名環境美化活動等,本校独自の楽しい学校行事やボランティア活動があります。

 本校は『生徒一人ひとりが主役です』をスローガンに掲げ,教職員が一丸となり愛情を持って生徒一人ひとりに寄り添い,『地域から信頼され愛される学校』を目指し,「知・徳・体」の調和がとれ,「自ら考え行動する」生徒の育成に努力していきます。本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

                        校長 下髙原 涼 子