皆様、こんにちは。鹿児島県立志布志高等学校校長の渡邉恵尋です。この４月に着任しました。どうぞよろしくお願いいたします。志布志高校は、地域に根ざした教育を大切にし、生徒一人ひとりが自分の可能性を最大限に伸ばせる環境を提供することを目指しています。

　本校では、普通科のみのクラス編成を採用しています。生徒同士の垣根をなくし、互いに刺激し合いながら学ぶことのできる環境です。さまざまな学力や興味を持つ仲間との交流を通じて幅広い視点を養い、協力しながら成長することができます。また、学年が進むごとにクラス替えが行われ、担任の先生も入れ替わります。より多くの大人と接する機会が得られ、さまざまな視点や考え方に触れながら自己を成長させることができるのも本校の魅力の一つです。

　さらに、普通科のみの編成により学校全体の一体感が生まれ、行事や部活動を通じて協力し合いながら充実した学校生活を送ることができます。進路の選択肢も幅広く、生徒それぞれの夢や目標に沿った道を選びやすい環境を整えています。そして本校では、生徒一人ひとりに合わせた「個別最適な学び」を重視し、それぞれの進路や興味関心に応じた柔軟な学習を提供しています。これにより、生徒の可能性を最大限に引き出し、自ら考え、行動できる力を育んでいきます。

　また、今年度から新校舎の建設が始まりました。この新しい校舎が、生徒たちが未来に向かって大きな夢を描ける場となることを期待しています。特に、屋上から眺める志布志湾の出口に広がる太平洋の雄大な景色は、高校３年間の多感な時期に大志を抱かせる力を持っています。この壮大な眺めを前にすると、自分の可能性は無限であり、どんな未来も切り拓いていけるのだと実感できるでしょう。

　志布志高等学校での学びが、皆様にとってかけがえのない経験となり、未来への礎となることを心より願っています。これからも、教職員一同、生徒たちが夢を育み、未来へと羽ばたいていけるよう全力でサポートしてまいります。皆様の温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和7年4月　鹿児島県立志布志高等学校　校長　渡邉　恵尋