本校で御指導くださるＡＬＴのNalini　Nanan先生の出身国であるトリニダ－ド・トバコ共和国の郷土料理を作ることを通して風土や食文化について，異文化理解を図ることを目的として，

令和５年３月23日に，地理を学習している本校の2年生全員を対象に，調理実習を実施しました。

学習概要は，下記の通りです。２週間前から，各教科で取組を進めました。

　【家庭科】レシピをもとに材料（本校生産の野菜も使用）を準備し，中米の郷土料理を実際に調理し，試食する。

　【英語科】郷土料理の英語記載のレシピを翻訳して，事前に作り方を学習しておく。

　【地歴公民科】トリニダ－ト・トバコ共和国について調べ学習をする。発表の場･･･試食時

メニュ－は，”トリニダ－ド・チキン”と”マカロニ・パイ”です。

　

Nanan先生は，園芸工学・農業経済科２年生を対象に，トリニダ－ド・チキンを御指導くださいました。

まず，事前に，鶏肉の脂身をレモン水で丁寧にとり，ニンニク，パプリカ，タイム，オイスタ－ソ－ス，グリ－ンペッパ－（ししとう）などの特有の調味料に１時間つけ込み，下処理します。

トマトやたまねぎなどの野菜をさっくり切ったら，油で三温糖を焦がしてカラメリゼした中に，鶏肉や香味野菜とともに１時間近く煮込んで，仕上げました。

また，生活情報科２年生へは，マカロニ・パイを御指導してくださいました。

みじん切りの香味野菜とゆでたマカロニをバタ－で炒め，クッキングシ－トをひいたケ－キ型にしきつめ，泡立てた卵と牛乳をからめて，180度に温めたオ－ブンで40分焼いて完成です。

　

見学に来られた先生方へも試食していただき，試食後には，地理の時間に，生活情報科２年生が調べたトリニダ－ド・トバコ共和国の特徴を共有して，より深くNanan先生の国について理解を深めることがで

きました。

また，このような機会があるうれしいです。