校長語り№16『一人でも,やり抜く』

公開日 2023年07月20日

今日で一学期が終了します。本日の話のテーマは『ひとりでも,やり抜く』です。一学期を振り返ると,生徒の皆さんは教室での授業をはじめ各学科での体験学習や実習,資格検定,部活動,ボランティア活動などに一生懸命に取り組んでいました。その中には,一人で黙々と挑戦している人もいました。剣道部の中村君,野球部の山下君,そして国体の炬火リレーに出場する浅部君などです。スケートボードなどに挑戦している人もいます。浅部君は自分でエントリーし大勢の中から選ばれました。本来なら火の付いたトーチをもって走るところを指宿市の旗を持って走るそうです。7月22日,山下君と浅部君は,それぞれの競技で大会や炬火リレーに出場します。三年間の思いを爽やかににぶつけてほしいと願っています。

夏休みは一人一人が自分の計画で行動します。農場当番,面接練習,検定準備,アルバイトに加えて今年は全国総合文化祭が開催されます。囲碁将棋部門で運営に携わる人もいます。誰も見ていなくても一人でも自分が関わったことを精一杯やり抜いてください。やり抜いた人に未来は開けると信じています。

先日,配布された図書館だよりに喜多川泰著『運転者』が紹介されていました。昨年,私がリクエストして購入してもらいました。運は日々のコツコツとした行動が貯まったとき突然現れるもの。

どうか,夏休みがいつか訪れる良運をつかむための有意義な時間の過ごし方になることを願って本日の話といたします。二学期,元気な姿で会いましょう。