校長語り№22『三学期始業式~学べること・努力すること~』

公開日 2024年01月09日

 今日から三学期がスタートします。国内外では元旦早々,悲惨なことが起こりました。石川県能登半島で発生した大地震,航空機事故,そして今なお続く国外での戦争など,こうして生きて,ここに集えることこそ最高の幸せと感じられます。テレビや新聞で地震で亡くなられた数を毎日報じています。本校の全校生徒・職員を遙かに超える数です。一瞬にして全員がいなくなる状況,若く未来のある子供達が死んでいく状況を鑑みるとどれだけ私たちが恵まれているかがわかります。さて,冬休みを振り返ると,みなさんは学校を離れて地域で活躍してくれまた。鰻温泉で郷土の調理器「スメ」を活用しての「スメ体験」と「保育交流会」,山川港での歳の市における販売会とツマベニ太鼓演奏。ツマベニ太鼓の演奏では本校の1年生が代表で曲を紹介し,幼児から大人まで異年齢の方々と一緒になって堂々と演奏していました。皆さんにも聴かせたかったです。また生徒会役員は本校の未来について考えてくれました。中学生へのアピールポイント,入学して良かったところ,どのような学校にしたいかなどの質問に一生懸命答えてくれました。頼もしい限りです。未来は安心です。一人一人が活躍できる学校,自分らしく過ごせる学校,学年に関係なく仲良くできるところ,みんなが一緒に行事やボランティアが出来るところ,個性を大切にする学校,地域の人に愛してもらえる学校,生徒全員とコミニュケーションがとれる学校。三学期はまとめの学期で,令和5年度の学習の成果を問う学期です。進級・卒業が決まる時期でもあります。高校は自分で決めて自分で受験し合格した学校です。進級,卒業も自分で一生懸命努力するから叶うもので,周りの人たちは支援は出来ても本人の代理は出来ません。卒業証書に大きな意味があるのは努力の結果として授与されるものだからです。1年生,2年生は進級に向けて,三年生は卒業に向けて,今年度のスローガン「一日一日を大切に~努力に裏打された山高生・一歩成長した山高生」を心に刻み,全員が一致団結して充実した三学期にしましょう。