平成30年4月19日(木) 避難訓練の実施

公開日 2018年04月19日

 火災想定の避難訓練を実施しました。理療科棟1階理学療法室からの出火を想定し,昨年度に引き続き,防火扉をくぐり抜けて避難する練習をしました。

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防火扉をくぐる様子

 年度当初の1回目の避難訓練ということもあり,児童生徒への事前予告をし,火災時の避難に関する基本的なことを学習してから訓練に臨みました。

 児童生徒は,職員の指示に従って落ち着いて避難することができ,初期消火や検索,避難誘導等の職員の連携についても確認することができました。

 防火扉の動きとそれに伴う火炎や煙の流れについても教えていただき,避難前行動や避難経路の選定の際に考慮すべき情報として共有できました。

 当日は,講師として鹿児島市南消防署谷山分遣隊の方に来ていただき,水消火訓練と講話をしていただきました。

 水消火訓練は,各学部代表の児童生徒が行いました。大きな声を出して火事を知らせ,近くの人を指名して通報を依頼し,水消火器を使って火元の模型に水をかけて鎮火しました。最後に通報の確認まですることの大切さも教わりました。

 実際に体験したことで,消火器の重さや形状,簡単な仕組みなどについての理解が深まりました。

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水消火訓練の様子

 講話では,日頃の火災予防点検が一番大切であることとともに,過去の事例の検証を基にした注意事項を教えていただきました。通報遅れは重大な事故につながること,盲学校には良い設備がいろいろあるのこと,特に屋内消火栓は,いざという時に職員が使えるようにしておくと消防隊到着までに被害を減らせる場合が多いことなどを教わりました。

 事後に,施設等の火災であったこととして,緊急時に消防隊と連携して事に当たるために,ヘルメット等を色分けして避難の支援が必要な方か,消防隊の指示を受けることが可能な職員か,消防隊からすぐに見分けられるようにすると良いという助言もいただきました。

 講師の方のいろいろな発言から,「実際の火災現場では少しの時間の差が生死を分ける」ということがひしひしと伝わってきました。


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