平成31年4月16日(火) 避難訓練の実施

公開日 2019年06月01日

 

 4月16日(火)2校時に火災想定の避難訓練を実施しました。今年度は中学部棟2階理科室からの出火を想定し避難を行いました。

 年度当初の1回目の避難訓練ということもあり,児童生徒への事前予告をし,火災時の避難に関する基本的な確認を事前に学習してから訓練に臨みました。

 児童生徒は,先生の指示に従って落ち着いて避難することができました。初期消火や検索,避難誘導等の職員の連携についても確認できました。

 当日は,講師として鹿児島市南消防署谷山分遣隊の方に来ていただき,水消火訓練と講話をしていただきました。

 水消火訓練は,各学部代表の児童生徒が行いました。大きな声を出して火事を知らせ,指名して通報を依頼し,水消火器を使って火元の模型に水をかけて鎮火しました。最後に通報の確認まですることの大切さも教わりました。

 実際に体験したことで,消火器の重さや形状,簡単な仕組みなどについての理解が深まりました。

水消化器でボードを倒す様子  2019041602
水消化器での訓練の様子

 講話では,日頃の火災予防点検が一番大切であることと共に,過去の事例の検証を基にした注意事項を教えていただきました。通報の遅れは死につながること,盲学校には良い設備がいろいろあるので,特に屋内消火栓は,いざという時に先生たちが使えるようにしておくと消防隊到着までに被害を減らすことができる場合が多いことなどを教わりました。
 また,避難は早かったですが,移動するのが早すぎたとの指摘も受けました。訓練だからといっていつもの避難経路ですぐ逃げるのではなく,出火場所を確実に把握してから落ち着いて避難できるようにとの助言もいただきました。
 講師の方のいろいろな発言から,「実際の火災現場では少しの時間の差が生死を分ける」ということがひしひしと伝わってきました。


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